魔法陣グルグル

衛藤ヒロユキ

3.67

9602

完結・全16巻

『魔法陣グルグル(1)』巻の書影
『魔法陣グルグル(2)』巻の書影
『魔法陣グルグル(3)』巻の書影
『魔法陣グルグル(4)』巻の書影
『魔法陣グルグル(5)』巻の書影
『魔法陣グルグル(6)』巻の書影
『魔法陣グルグル(7)』巻の書影
『魔法陣グルグル(8)』巻の書影
『魔法陣グルグル(9)』巻の書影
『魔法陣グルグル(10)』巻の書影
『魔法陣グルグル(11)』巻の書影
『魔法陣グルグル(12)』巻の書影
『魔法陣グルグル(13)』巻の書影
『魔法陣グルグル(14)』巻の書影
『魔法陣グルグル(15)』巻の書影
『魔法陣グルグル(16)』巻の書影
agureさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.67

158件の評価

3.3

16巻まで読みました

幼い頃より父の謎の修行により勇者として育てられた少年「ニケ」と、魔法使いの「ククリ」が、突如現れた魔王ギリを倒すため、郷里より旅立つ話。
基本的にドラクエ調のRPGをそのまま漫画にしたような展開となっていて、昔のメッセージウィンドウで状況(ツッコミ)が表示されたり、レベルアップや職業の描写があったりします。
RPG的王道ストーリーですが、バトルよりもラブコメ要素の強いシュール系ギャグ漫画で、可愛らしいくて丸っこい絵柄ですがちょっとエッチなシーンがあり、本誌連載時には色んな意味でドキドキしながら読んでました。
シリアス展開が少なく、というか、シリアスになろうとするとたいてい邪魔が入ってシリアスにならない内容になっており、激しい天丼ギャグにむさ苦しい親父、ジジイ、ふんどしなどの成分が高めで、そして、ちょっとエッチなラブコメディです。

RPG調のストーリー展開に、可愛らしい絵柄、なのに裸の親父が大量に出てくるなど、連載時スーファミ好きの子供には大受けの内容でした。
今の子供が、たとえリメイクでスーファミ時代のRPGを知っていたとしても、本作連載時の子供と同じワクワクは得られないと思います。そういう意味で大変、時代にあっていた作品だと思います。
ストーリーが進むに連れて、ニケは光の勇者として、自然界の4人の精霊王からエネルギーの剣を授かり魔王を倒す力を手に入れる。また、ククリは謎の魔法グルグルを使うミグミグ族の生き残りとして、封印されたグルグルの魔法陣を開放し、少しずつ謎を解いていくという、キャラクターたちが成長する展開があることも良いと思います。

ただ、後半になるに連れて駆け足になり、説明不足のトンデモ展開が続くため、話についていけなくなるのが難点です。
絵も中盤あたりがピークで、後半は驚くほど安定しないです。最終巻のルンルンなんかコマによって顔が違います。
中盤まではおすすめです。
伏線回収をやりきって(半ば無理やりながらも)きれいに終わっているので、流れで最後まで読むのがよいかと思います。
ちなみに個人的にはチクリ魔がお気に入りのキャラです。

12

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