3巻
日本人記者の山科をキャディに、カナダの山中で身につけた天才的な技と野生の勘を発揮、首位を邁進するゲン。ゲンの快進撃に闘志に火がついたデーリーも後を追うが、無邪気すぎるゲンの言動に一触即発の場面も。しかしそのデーリーも次第に、ゲンの天真爛漫な性格に魅かれていく。ペブルビーチの難コースを9アンダーの驚異的なスコアで回り、首位で第2ラウンドを迎えたが次第に、ゲンの野生の勘に狂いが生じてくる。プレッシャーなのかと心配する、山科やデーリー、トレビノだが、ゲンはそのピンチをスーパーショットで切り抜け、決勝ラウンドへ歩を進めた。同組は、飛ばし屋デーリーとホワイトシャーク、グレッグ・ノーマン。一歩を譲らぬ三つ巴の戦いが幕を開けた。