2003年08月30日発売
4巻
▼第1話/カウント0。▼第2話/働く時代。▼第3話/羅生門の募金。▼第4話/大人の恋とストーカー。▼第5話/人を捕らえる事と助ける事。▼第6話/何もない日。▼第7話/羅生門という居場所。▼第8話/留美の女と幸せ。▼第9話/海の匂い。●主な登場人物/紅谷留美(東都警察署刑事課に配属された女性刑事。一人の男の子を持つ未亡人)、黒田勘太(警部補。東都警察署の刑事で、留美とコンビを組んでいる)●あらすじ/ある女子高生がスクーターを運転中、首に巻いていたロングマフラーが隣のトラックの車輪にはさまり、そのまま体ごと巻き込まれて轢かれるという事故が起きた。だが、交通課は「交通事故死ゼロ月間」のノルマ達成のため、「24時間以内の死亡」が「交通事故死者」の条件ということを念頭に、被害者の延命を病院側に懇願。一方、被害者の父親は『明日の卒業式までは生きていて欲しい』と願い、病院側に提案されるまま生命維持装置の使用を了承したのだが……!?(第1話)●本巻の特徴/「事件」とは、誰かの不幸を意味する。その事件とつねに対峙し続けるのが警官という仕事なのだ。そんな中にあって留美は、刑事として、女性として、母として、一条の光を探し求めていく。●その他の登場人物/吉見(東都警察署刑事課長)、紅谷陽平(留美の息子)、町田(黒田の後輩の刑事)