2巻
▼第1話/ダルマさん▼第2話/仕入れ▼第3話/19の早苗▼第4話/師(オヤジ)▼第5話/明日は??▼第6話/ダルマさんが起きた▼第7話/明日はどっちだ▼第8話/旅立ちの日▼第9話/酒力一発▼第10話/道行き、道連れ●主な登場人物/勇魚(いさ)(高校を中退し板前を志す。17歳)、ダルマ(料亭・うめだで働く板前の見習い。いさの先輩)、早苗(居酒屋・早苗の女将)、こより(早苗と一緒に住む芸者見習い)●あらすじ/知り合いのじっちゃんが釣り上げてくれる雑魚で、包丁さばきの練習をするいさとダルマ。しかし、積極的に勉強をするふたりを好ましく思わない先輩の貫は、またも嫌がらせを開始。ダルマがまだ包丁を扱えないことを知っていながらわざと料理を作らせ、「役立たずは出ていけ!」と怒鳴りつける。雨の中調理場から追い出されたダルマをいさは追いかけようとするが、「お客がいるのに調理場を放棄する気か!」と貫に言われ…(第1話)。▼いさの母親の話で盛り上がるいさや早苗たち。そこに帰ってきたこよりは、「(いさの父親である)ドンピンさんのことが好きな早苗姉さんの前で、ドンピンさんの奥さんの話をするな!」と怒る。自分が無神経だったといさは素直に謝るが、その後もこよりは何かといさに突っかかってくる…(第2話)。●本巻の特徴/自分なりの信念を持っての行動とはいえ、結局「うめだ」をクビになったいさとダルマが、新天地を求めて旅立つ様が描かれる。●その他の登場人物/元板前で現在はアル中・定(第1、2、4~7話)、料亭・うめだの先輩板前・貫(第1~5話)、ダルマの好きな女性・万里(第9話)、仙人料理屋の主人(第10話)