6歳の竹千代(のちの家康)は今川家の人質として護送される途中に織田家の掌中に入る。竹千代の父・広忠が非業の死を遂げ、岡崎城は今川家に明け渡される。竹千代は今川家にとらえられていた織田信長の兄と交換で、駿府におくり返された。今川家の人質となった竹千代は、今川義元の姪の鶴姫(瀬名)との政略婚など 屈辱を忍ぶ生活を強いられる。岡崎衆は竹千代の帰還を待つが…。14歳になった竹千代は元服し、元信と名を改める。祖母の華陽院、雪斎禅師も亡くなる。信長が尾張を統一して10年。ついに岡崎に帰った元信は、元康と改名することになった。