うにたべたい
4.4
"鬼滅の刃"のスピンオフ作品。鬼殺隊の柱、「冨岡義勇」と「煉獄杏寿郎」それぞれを主役に据えた中短編2作が収録されています。作画は吾峠呼世晴氏ではなく、別の方が描いています。鬼の禍々しさや、バトルシーンの苛烈さなど、読み応えがあり、単純な画力という意味ではこちらの方が良いと感じました。その一方で、キャラクターの再現度もすごく、作画の"平野稜二"氏の作品は読んだことないのですが、氏の作品向けにキャラをアレンジしているところがほとんど感じられませんでした。さらに原作キャラそのままなのに女性キャラのエロ度が高くなっていて、甘露寺蜜璃のこぼれそうな乳の立体感、太ももの柔らかさが感じられる良作画となっています。素晴らしいスピンオフと思いました。内容は、冨岡義勇がある北の村で就いた任務に関する話と、煉獄杏寿郎が柱になるまでの話です。画力が高いので原作よりも敵を斬る描写が克明ですが、グロいというよりキレイと感じました。ある程度大きい子供なら読むのは問題ないかなと思います。本作で描かれたのは"水柱"と"炎柱"メインでしたが、他の柱がメインの作品も読んでみたいと思いました。
鬼滅の刃 外伝
レビュー(202)件
完結・全1巻