あらすじストーリー紹介

『BLOODY MONDAY』『ACMA:GAME』の恵広史最新作は、戦慄のサイコサスペンス!「似顔絵の男」による連続殺人を食い止めろ! 2006年、ニューヨークで、ある女性が「眉のつながった男が夢に出た」と訴えた。その男は、他3000人の夢にも現れ「This Man」と呼ばれた。現代、似顔絵捜査員の天野斗が、ある母娘が目撃した「謎の不審者」の似顔絵を描くと、そこには「This Man」の姿が…!

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この漫画のレビュー

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5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.19

66件の評価

4.1

5巻まで読みました

夢である男に繰り返し会うと訴える女性の証言を元に書かれたある男性の似顔絵だが、ある日、別の男性が、その男の顔を自分も見たことがあると語る。
さらに、その似顔絵の男(This Man)に夢であったことがあると証言する人は増え続け、最終的には世界中で何千という人が同じ"This Man"にあったことがあると証言するに至ったという都市伝説「This Man」を下敷きにした作品。
実際は"This Man"騒動とは虚構であり、大規模なマーケティングの実験といわれているのですが、その不気味な風貌と、作中の、"This Man"を見たものは死ぬという設定から、恐怖心が煽られる内容となっています。

主人公は交番勤務の警察官「天野 斗」。
彼は証言を元にペンとの紙でモンタージュを作ることが得意で、似顔絵捜査官としても活躍しています。
そんな彼の元に、不審者を目撃したという相談が個別に持ちかけられる。
彼女「明里星子」の証言を元に作ったモンタージュはどこかで見たことのあるような、不気味な風貌の男性だった。
友人グループにその画像を送ったところ、"This Man"に似ていると知らされる。
その日の晩、天野の元に相談に来た星子の母親が殺害されたことを知った天野は、星子の母を殺した犯人がモンタージュの男であることを知る、という展開です。

読む前は怪物"This Man"の魔の手から逃げ惑うサバイバルホラーかと思いきや、独自調査から犯人の姿を追いかける、サスペンス要素の強い作品でした。
ファンタジー要素は少なく、最終的には"This Man"の正体も判明します。
不気味な題材の割にグロ要素も少なく、ホラー的な展開も、強いて言えば序盤のみ、後は、主人公と謎の"This Man"の攻防戦という感じです。
思っていたような内容ではなかったですが、読みやすく、ストーリーは作り込まれていて、楽しく読みました。
全5巻と読みやすい長さだと思います。良作です。

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