2055年。わたしたちの町・花井沢町は、あるシェルター技術の開発事故に巻き込まれ、外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。遠くない未来、いずれ滅びることが約束された町で、わたしたちは今日も普通に生きています。『BUTTER!!!』『HER』『ドントクライ、ガール』など多彩な作風で知られるヤマシタトモコの最新作!
『ヨコハマ買い出し紀行』『カブのイサキ』の芦奈野ひとし、最新作登場!すーちゃんは、なにげない日常の中で、他の人とはちょっと違う景色を見てしまう女の子。それは、その場所に残っていた誰かや何かの記憶のような、心地よい違和感……。めまぐるしく移ろう毎日、心のスピードをゆるめたら、見慣れた場所でもスキマにフシギ。
会長に就任した島耕作。業界への利益誘導を目的とする経済連から距離を置き、個人加盟で国益のために活動する経済交友会を中心に「財界活動」をおこなうことにした。島が尽力するのは、日本の「農業問題」。食糧自給率と国内の雇用を確保するため、新たな農業モデルの確立を決意する。会長となり、会社という枠に縛られずに活動する島の舞台は全世界。日本の国益を背負って、より大きなステージで島耕作は活躍する。
株式企業の会長を主人公に据えた珍しい作品です。 『島耕作シリーズ』としては七作目で、"社長島耕作"の直接の続きとなります。 内容は前作に引き続いて真面目でファンタジー色はなく、タイトル通り、"会長"という仕事をこなす島耕作の日々が描かれています。 そもそも"会長"という役職は、社長までとは違い、組織によって役割が異なります。 会長の仕事内容なんて、正直なところイメージすらついてなかったのですが、本作の会長は、一般的な日本企業の会長職となっているようです。 本作の"会長"が、どの会社の"会長"とも同義であるとは思いませんが、一つの会長の姿、会長の仕事内容として、勉強になりました。 ちなみに、本作で会長は社長の上位に置かれた職制となっており、社長を退いた方が会長のポストにシフトするようです。 会長は、企業経営に注力する社長をサポートする役割となっていて、実務を行う社長に代わり対外的な活動がメインとなっています。 本作の島耕作も、活動内容は経済連や、幅広い分野での視察がメインで、TECOTの事業促進のため、また日本経済を発展させるために働いています。 社長に国分圭太郎を据え、自分は会長となった島耕作の、相変わらず多忙な日々が描かれます。 "会長"なので、カスタマー向けのトラブル対応等、実務に忙殺されるシーンはなく、在任期間は会社の不祥事で頭を下げるようなシーンもないです。 大勢のサラリーマンが胃を痛めながら対応しているような業務は描かれないので、ビジネスマンのバイブル的意味合いは低くなってるかなと思います。 ただ、農業、漁業、エネルギー問題、酒造り、ゲノム編集から岩手のILC推進計画まで、幅広い分野を学習し、事業計画に組み込もうと目をランランとさせる島耕作の活力は衰えを感じさせませんでした。 事業だけではなく、本作では総理大臣とコネクションを持ち、経済連に加入し、日本経済再生をすべく財界活動も行います。 各業界の問題点、課題点を学び、ビジネスチャンスに切り込む内容でした。 これまでの島耕作の活躍を楽しめた方は、引き続き楽しめると思います。 本作では過去に登場したキャラクターのその後が登場したのも特徴的でした。 樫村の息子やチャコママ、三郎丸と結婚後の高市千鶴、退職後の今野輝常等が再登場し、明るい話ばかりではなかったですが、懐かしさを感じました。 また、学生島耕作で学生運動にのめり込んでいた東北沢が登場します。 本作から読む方はいないと思いますが、"学生島耕作"も含め読んでいた方が楽しめると思います。 ただ、政治的な内容が多く、作者の思想が若干感じられます。 私は例によってですが、政経部分は理解が追いつかず、読み飛ばしながら読んでました。 ILCは未来的な建造施設が好きなので興味を持って読んでましたが、政治部分は議論がある様子ですね。 そのため、読む場合、鵜呑みにせず、一意見として受け止めることをおすすめします。 ラストは、とある事情から相談役の万亀健太郎が退陣、自身が相談役、国分が社長に就任します。 新社長は伏線なく登場した気がしましたが、スピンオフが先に出ていたらしいです。 次回作は"相談役島耕作"ですが、相談役の仕事内容とか想像もできないので、引き続き楽しみです。
by うにたべたい (581)1000年後の日本。神の力「呪力(じゅりょく)」の鍛錬に励む子供達と、それを見守る優しい大人達。それは、完璧なまでに美しき人類の理想郷だった。しかし、やがて子供達は、呪力の使えぬ子供がこの世界に誰一人としていないことに気付く――。21世紀SF最高傑作を完全漫画化!!
『D・B・S ダーティー・ビジネス・シークレット』の岩城宏士、壮絶アウトロー劇場、激序幕ッ!!!煙屋と呼ばれし奇癖の殺し屋、見参。この世に蔓延る悪党様を討伐いたしますー!!!!!
3.16
31
発刊: 2015.10.06 ~
完結・全7巻
新刊通知
a桃宮いちご、12歳。大好きな青山君とデート中に起きたある異変のせいで、なんと正義の味方・ミュウミュウになっちゃったのー!
3.47
31
発刊: 2012.03.09 ~
通常版・他5作品
新刊通知
a手塚治虫のライフワーク「火の鳥」始まる!その生き血を飲めば永遠の命を手に入れられるという火の鳥。過去や未来で不死鳥を巡る幾多の物語を手塚治虫が壮大に描くシリーズがついに開始。
つまらない生活。破りたいルール。ただよう時間。狂ったままの人生のバランス。つまらない生活。破りたいルール。ただよう時間。狂ったままの人生のバランス。
「誰にでも打たれる天才」!?裏方バッティングピッチャー海原夏生(かいはら・なつお)が、浜鹿(はましか)高校野球部エースに大抜擢!?「甲子園は夢じゃなくて目標よ!」シロウト女性新監督のムチャな一言から弱小都立高の奇跡が始まった!
★初版、乱丁あり、ほぼ新品の備品です★ 超レア「初版」「乱丁」「帯付」「美品」の4点です。 乱丁に関しては1時限目後半途中からいきなり3時限目後半に飛び、4時限目途中から1時限目の続き。それが終わるとそのまま5時限目へ続く形でおこっています。 乱丁を確認した時点で読むのをやめているので、ほぼ新品状態です。もちろん帯もついています。 日本をさがしてもこの状態のものはここでしかないと思われます。 コンビニ・ATM・ネットバンキング・Edy払いが利用できます。 ★こちらの商品は確実で安心なアマゾン配送センターからの発送となります。 「当日お急ぎ便」、「お急ぎ便」、「Amazonプライム」、「全商品の通常配送料無料」を含むAmazon.co.jpと同様のサービスを受けられます。
ダイヤモンドの名前の由来“ADAMAS(アダマス)”、その言葉の意味は「(何事にも)屈しない」ということ――。宝石に関する特殊能力を持つ“宝石使い(ジュエルマスター)”流崎麗華(りゅうざきレイカ)。宝石の声を聴き、宝石を通じて人間の行動をも征服してしまう奇跡の力を駆使し、闇の組織“シャニ”の陰謀により行方不明となった父を捜すため、彼女はダイヤモンドシンジケートの依頼を受け、今日も任務に向かう!!
上野の街を守るのは、小学生3人娘カラーズ!! 上野の街をプリチー小学生トリオが駆け回る! キュートなキャラ&上野の街の圧倒的描き込みで魅せる、電撃大王で大人気連載中のショートコメディ待望の単行本化!!
漫画界の鬼っ子が贈る、コミック・ノワール、開幕。 クソつまらない世界を騒がせる、 ウルトラポップなダークヒロイン、降臨。彼女の名は…。 ジャンルも国境も超えて活躍する漫画界の鬼っ子・カネコアツシが “今"に解き放つ、新たなコミック・ノワール、世界注目のスタート。
男の名は、ルドルフ・ターキー。手にしているのは金と権力。態度は傲慢で不遜。命を狙われる理由は――星の数ほど。 「知ってる? ルドルフに銃を向けて無事だった人は、いないのよ」。 1950年代、アメリカ。大都市ゴンドランドを取り仕切っているルドルフ・ターキーは、次期市長となる男。 カネと女と権力を愛し、正義も悪も自分次第。そんな彼には常に無数の敵がいた――。 欲望全開に生きるルドルフ様の、危うくも華麗なる日々!
1950年代アメリカ、金だけが全ての娯楽都市。 現市長の息子、ルドルフ・ターキーは財力と権力を使って、娯楽都市ゴンド・ランドで好き勝手過ごしていました。 そんなルドルフには2人秘書がいます。日本人のモモコと、元孤児のエグマリヌ。自由奔走で敵だらけのルドルフを補佐する2人は、気苦労が絶えません。 ルドルフはこう書くとただの悪いヤツなんですが、街に蔓延るマフィアやゴロツキといった悪を自らの悪でもってぶち壊す。そこが爽快でカッコいいです。 手段はとんでもなくてぶっきらぼうなんですけど、なんやかんやで部下思いで街が好き。 そんなルドルフの周りには、不思議と人が集まります。 ドタバタコメディ、ヒューマン、恋愛、アクション、サスペンス。いい成分がごちゃまぜな作品です。 キャラ一人一人が愛おしくて、等しくスポットライトが当たっている。シリアス要素が核としてありますが、ヒューマン・コメディ部分の割合の方が大きくて、読み終えると良い映画を見終えたような気持ちになります。 最近はあんまり見ない、良い作品です。
by せふぁ (1205)闇を走りカラテで殺す! 奥ゆかしいニンジャコミック! 舞台はネオサイタマ。ネオンの明かりと深夜の闇の狭間に散るのはカラテとスリケンの火花。 アイサツに始まり爆発四散に終わるニンジャの戦い! 全米初ツイッター経由のサイバーパンクニンジャ活劇がコミックで登場! 平凡なサラリマンだったフジキド=ケンジの日常は、唐突に終わりを告げた。 マルノウチ・スゴイタカイビルでのニンジャ同士の抗争に巻き込まれ、妻子の命は奪われ、自らも重傷を負う。 生死をさまよう彼に、何者かの声が囁きかける。「ニンジャに復讐せよ」と。 かくして、ニンジャソウルをその身に宿したフジキドはニンジャを殺す者=ニンジャスレイヤーとなって、復讐を果たすため闇を走る!
樋口湖太郎は中学受験を控えたちょっとクールな小学6年生。幼い頃に母親を事故で亡くして今は多忙な父と2人、平凡だが穏やかな毎日を送っていた。ある日、湖太郎の家の隣室に美紗という不思議な少女が越してくる。美紗は湖太郎に母親がいないことを知ると「私、コタロー君のお母さんになるッスよ!」と宣言して、何かと彼の世話を焼きたがるのだった。実は美紗の正体は一人前になるために人間界へとやってきた半人前天使で――…。TVアニメ化もされたこげどんぼ*初のコミック作品『ぴたテン』が遂に電子書籍になって復活!!
アニメイトのマスコットキャラクター「デ・ジ・キャラット」のキャラクターデザインで有名なコゲどんぼ先生のマンガ作品。 母が他界し、父と二人暮らしの少年「樋口湖太郎」の隣に、突然、自分は天使だと名乗る「美紗」が引っ越してくる。 以降、湖太郎につきまとう美紗と、友人の「綾小路 天」、「植松 小星」、そして謎の少女「紫亜」とともにドタバタな毎日を送る話です。 本作はニチアサ、テレ東枠でアニメ化していました。 アニメの方は美紗に振り回される毎日を過ごすだけの内容だったように記憶していて、最終回も大きな事件はあれど大団円で終わった覚えがあるのですが、マンガは練られたストーリーがあり、結末もアニメと大きく異なっています。 キャラは可愛くデフォルメされたシーンも多いのですが、意外に鬱展開が続く重いストーリー展開となっています。 ラストは悲しみを乗り越えて、心に痛みを負いながら、それでも前に進む終わり方になっていて、途中取り返しのつかない喪失があり、読んでいてもう少し救いを与えることはできなかったのかと思いました。 アニメのお気楽展開に比べると、その絶望的な内容に驚きました。 ただ、美紗が湖太郎に好意を寄せている理由、美紗が黒い服を切る理由や紫亜の正体など、アニメではなぁなぁとなっていた伏線はすべて回収されていて、悲しいですが納得のできる作品です。 絵柄は可愛いのですが、正直なところ少し読みづらいと感じました。 ストーリーも複雑です。全8巻完結で、それほど多くないのですが、腰を据えて読むことをおすすめします。
by うにたべたい (581)3.40
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発刊: 2004.01.10 ~
既刊11巻
新刊通知
a「俺がお前を孕ませる」…ノリ夫は突然、普通の高校生から「斑類」に目覚めてしまった! そして出会ったのは傲慢きわまりない野獣系の男・斑目国政。出会ったその日にガンシャされ…。動物の魂を持って生まれてくる「斑類」って一体なんなの!? 繁殖を志す、サイエンス・ラブ・フィクション