女子校に通う亜実子。出会いを求めて他校の文化祭に潜入。しかしカッコイイ男の子は、やっぱり彼女もち。落ち込む亜実子の目の前に現れたのは侍姿の男の子……!? 【同時収録】透明少女/××(ペケペケ)なお年頃
圧倒的なイメージの奔流を、繊細なペンタッチと奇想をもって、見事に紙の上に具現化する職人肌の表現者、五十嵐大介。寡作なことでも知られる彼の、ファンにとってはまさに待望の初短編集。「ああ、これだけのものはじっくりと時間をかけて作らなければ出来ないだろうな」と、勝手に納得してしまうほど、各作品の完成度は高い。 <p> たとえば「すなかけ」では、生まれてはじめて学校をさぼった少女が、体から砂の出る特異体質の女性に出会うことから始まり、魔法をかけられたかのように透き通った日常が描かれる。たんねんで細やかな人物や情景の描写は、そんな生活を大切にしたくなる少女の気持ちの変化を、実に自然なこととして読み手に感じさせる。一方で、繊細なあまり壊れてしまいそうなはかない雰囲気も、物語と絵の両面から少しずつかもし出されていく。そして、今までの穏やかな微風が突如突風となったかのように、ダイナミックなクライマックスに至る様は圧巻としか言いようがない。 <p> 唐突に世界が開けるような驚くべき瞬間は、収録されたほかの短編にも立ち現れ、その息をのむようなまばゆい感動こそが、五十嵐作品の醍醐味(だいごみ)である。人間本位の考え方では説明のつかない奇々怪々な世界が描かれるため、ややグロテスクな面もあるが、すべてあるがままのものとして豊かに描かれるため、決して後味は悪くない。奇想天外を表現する最高の手段のひとつとしての漫画が堪能できる、鮮烈な1冊。(横山雅啓)
3.31
17
発刊: ~
通常版・他1作品
新刊通知
a関口将太は、東京の名店・鳳寿司で働く新人寿司職人。故郷小樽で父が営む寿司店を手助けする為、日夜、修行に励み、新人寿司職人の登竜門「新人寿司職人コンクール」で優勝、全国大会への進出を決めていた。そして今、日本一の寿司職人を決めるべく、選ばれた職人たちが房総半島南端の庖丁塚に集結。新人寿司職人コンクール全国大会が、ここに開始される────!!難問続きの課題に将太、大年寺、そして佐治安人はどう挑む!?
『将太の寿司』の直接の続編。 若い寿司職人「関口将太」は、前作で新人寿司コンクールに優勝し、続く全国大会への出場権を獲得します。 本作はその全体国大会が描かれていて、全国の並み居るライバルたちとしのぎを削って、日本一の寿司職人を目指す話になっています。 鳳寿司の面々や百目の辰など、登場キャラはほぼ続投します。 東京大会の審査員として武藤鶴栄がおり、本作でも客観的に観てどう考えても将太を狙ったような難題が提示され、将太を苦しめる展開です。 また、前作序盤で将太の先輩寿司職人として登場していた佐治安人がライバルとして登場します。 意地の悪い先輩職人だった佐治は、厳しい修行の末、"絶対味覚"という奥義を身に着け、将太の前に立ちふさがります。 その他のキャラも、目にも止まらない包丁技・必殺かまいたちを操る職人、0.01gの狂いなく寿司を握る「神の右手」を持つ職人などが登場、金にものをいわせてとんでもない妨害をしてくる笹寿司チェーンと、料理人キラー・武藤鶴栄の無理難題に立ち向かいながら、ライバルキャラたちに寿司勝負を挑みます。 前作もツッコミどころが多かったですが、本作はそれに輪をかけて愉快な寿司マンガになっています。 全国の名店から寿司職人が集まる大会になっていて、新人寿司コンクールだったのにいつの間にか新人は関口将太だけになります。 そもそも将太より5年もキャリアが上の佐治が登場する時点で矛盾していますが、序盤は一応、理由付けられたキャラもいて、15年のキャリアを持つ大年寺三郎太は、実際に店で働いた経験は少ないため新人という設定でした。 ただ、その15年間は寿司職人してなければ何をしていたのか語られず、単なる全国のお寿司屋さんが集まって技術を振るう大会ではない、異様さが本作にはあります。 「神の右手」、「絶対味覚」、「必殺かまいたち」など、職人たちの技ももはや人間を超越していて、大念寺も"真冬の海に5分間素潜りをしてタコを捉える"、"電車にはねられたその日にアンコウを解体する"など、常人を超えています。 マンガなので当然誇張表現はあるのですが、かなり凄まじい寿司バトルを繰り広げるので驚きです。 また、審査員のリアクションも本作で爆発します。 お寿司を口に入れた途端に「はへー!」だの「うほっ、うほほぅ」だの「どおーーッ」などと叫びながらアヘ顔を晒します。 普通に美味しそうにお寿司を食べていた前作から一変、ミスター味っ子的なリアクションになり、大量の汗と鼻水滴るおじさんのドアップ、恍惚な表情を浮かべてイッちゃってるおじさんのドアップが続くので、まったくおいしそうにみえない、むしろ汚いというデメリットがあり、超人たちの人知を超えた戦いとおじさんのアヘ顔という激しい寿司マンガになっています。 一方で関口将太は比較的真っ当な寿司知識で勝負しています。 前作同様、例えば、"イセヒカリ"というコシヒカリの変異種、超レアな高級魚「シロシブダイ」など、知らなかった知識が登場するのは興味深かったです。 ラストはすべて大団円で終わっていて、途中中だるみもなく最後まで楽しく読めました。 更に続編がありますが、無印から全国大会編への内容の変化を考えると、少し読むのは怖い気がします。
by うにたべたい (585)3.39
17
発刊: ~
完結・全6巻
新刊通知
a昼間は聖(セント)ポーリア学院に通うふつうの女の子、羽丘芽美(はねおか・めいみ)。だけど、夜になると怪盗セイント・テールとなって、親友のシスター見習い、深森聖良(みもり・せいら)に救いをもとめてきた人たちのために大活躍!!パパ譲りのマジックの腕前と、神のご加護を受けて、今夜もまたとっておきの夢を見せてあ・げ・る。
幼少期に、おもちゃ全部持ってるくらい大好きだった! 今更見直してみて…めちゃくちゃ面白くてびっくり。 くっつきそうでくっつけないこのもどかしい感じ、たまらないです! 最強の焦らしプレイ。 素晴らしいです。 教会に参った人が修道女に失くしたものを相談・神様にお祈りする→修道女が参拝者の悩みを怪盗に他言→怪盗が失くしたものを取り返して参拝者に戻す→参拝者は神様が加護したと思い込む、目出度。 怪盗セイントテールは、最強の宗教撲滅アニメかもしれない。神様の力なんて存在しない、誰かが裏で動いている、というメッセージが込められているのだとしたら、マジパネェ。 アスカジュニアLOVE!
by POCALI (239)3.16
16
発刊: 2022.11.25 ~
既刊4巻
新刊通知
a隣国まで迫る魔物の勢力に、王都の騎士たちの危機感も高まる中、ヴェルナー主導で、対魔物戦を想定した集団訓練が行われることに。多数の貴族が訓練へ騎士団を派遣し、因縁のフュルスト家からも、ヘルミーネが参戦。騎士ヘルミーネと共に行動する中で、ヴェルナーは訪れた村のある異変に気が付き――。「貴族として――俺の役割を全うする」 各地に広がる魔王復活の余波。勇者マゼルの戦いの裏側で、凡人が奔走する異世界本格戦記ファンタジー、緊迫の第4幕!
3.20
16
発刊: 2024.05.16 ~
既刊4巻
新刊通知
aクラスの隅のメガネ男子・飯島靖貴は、高校で同じクラスの派手な一軍女子・北岡恵麻に、長らく苦手意識を持っていた。しかし、3年の合宿で偶然かかわったことをきっかけに、実はそんな見かけと違った彼女の人柄を知り、次第に学校外でだけ、会話するように……。探りながらすれ違い、お互いがお互いの「ホントのキモチ」がわからない、青春恋愛ストーリー、開幕!!
3.14
16
発刊: 2024.04.15 ~
既刊3巻
新刊通知
a「殿下!ヤキモチがまる聞こえです…!!」 心の声が聞こえる美貌の令嬢×ピュアな完璧王子 初々しいふたりが送る、赤面必須ロマンスファンタジーのコミカライズ第2巻! 【あらすじ】 人の心の声が聞こえる公爵令嬢・エレノア。婚約者の王子・アシェルとは政略結婚のために結ばれた関係ではあるものの、優しく裏表のない彼への好奇心は好意へと変わり、いつしか明るい未来を思い描くように。アシェルもエレノアを大切に思っている様子で、可愛いヤキモチまで妬く始末… ある日、2人は城下町へお忍びデートに行くことに。市井の恋人たちのように仲睦まじく過ごすが、「(王子と悪役令嬢見ーっけ!)」 何者かの心の声と共に現れた刺客の襲来で事態が一変! 状況がつかめない中、アシェルの傍を離れたその瞬間、エレノアは暴漢に連れ去られ――!?