マンガ好きが選ぶ読書記録&新刊通知サービス
全181件
はてぃ
3.0
メモ:202312
不能犯
レビュー(134)件
完結・全12巻
5.0
メモ:202311
ぬらりひょんの孫
レビュー(310)件
完結・全25巻
メモ:202310
闘獣士 ベスティアリウス
レビュー(12)件
完結・全7巻
4.0
メモ:202310
国崎出雲の事情
レビュー(44)件
完結・全18巻
メモ:202309
悪の教典
レビュー(100)件
完結・全9巻
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
レビュー(60)件
完結・全3巻
このレビューにはネタバレを含みます。
メモ:202309往年の大ヒットスポーツ(?)漫画全話無料のタイミングで一気読みしました。特徴的なライバルたちの性格や技を次々に描くためひたすら試合シーンが続き、それ以外の日常や修行・人間ドラマパートを極限まで削っているのが伝わってきました。小中学生が真似したくなる必殺技が多数登場したのが特徴ですが、名前やビジュアルにインパクトのある海堂/不二/菊丸に対して桃城/河村/乾/大石は技に伸びしろが少なく、手塚も印象の割に白星が少なかったため活躍の差が大きかったように思います。補欠まで序盤で固めたため、味方新レギュラーが足せずにマンネリ化した面もあるのではないでしょうか。赤也や金太郎など、引っ張った割にあっさり消えたキャラも多く、残念でしたね。あと、ラフプレーと不遜な態度が売りの立海は複数回戦ってラスボスになるほどの重要ポジションにふさわしくないと思います。もったいない部分は多く感じますが、ダラダラした引き伸ばしでなく、描きたいことがパンクした結果だと思うので非常に濃密な時間を過ごせた印象です。
テニスの王子様
レビュー(740)件
完結・全46巻
メモ:202308『涼風』の直径の続編。前作エンディングで生まれた娘、秋月風夏の人生が大きなテーマとなっています。が、親である大和と涼風は必要以上に出張らず、「ヒロインの親」という重要ながらも準レギュ以下のポジションにおり、続編商法にありがちな新規参入のハードルは薄かったと思います。風夏と出会って変わったバンドメンバーたちが、親しい人の死という重いテーマを乗り越えて新しい道を模索する感動や、シナリオごとのキーパーソンが最後に集まって大イベントを成功させるアツさ夏の終わりにぴったりの作品でした。
風夏
レビュー(175)件
完結・全20巻
メモ:202308人間に取り付いた宇宙生物が、高等な技術で戦うSFバトル目玉だけの生物が体から生えるという明らかに『寄生獣』をオマージュしたコンセプトが見られました。全体ストーリーの辻褄や敵ごとの能力の描き分けはいつもどおりの叶恭弘節が見られました。駆除のためのキスを始めとしたサービスシーンもいつもどおり…というより、今回は少年誌連載ではなかったことから少しヌード部分が過剰だったようにも思います。人間をリソースとしか見ていない複数の侵略者と人間の協力を得てそれを排除する異星人演出面では『ネウロ』終盤のような派手なアクションが見られて満足でした。反面、たった5人の敵の中で裏切り合いが3〜4回発生ほぼ内ゲバで話が進んでいた展開はやや不満が残ります。5人の連合じゃなくてバトロワ形式でよかった。十分に面白かったのですが、やっぱり叶恭弘作品には恋愛や日常要素が要るな、と思わせる作品です。比して凡作評価
KISS×DEATH
レビュー(72)件
メモ:202307都市伝説を紹介するホラー漫画作者の創作は少なく、メジャー/マイナーの差はあれどモチーフとなった民話・伝承が存在するようです。かわいくて憎たらしい中学生のやりとりがリアルで日常から異変に迷い込む様子が最高でした。単行本に書かれたライナーノーツもとても丁寧で、終わってから読むと心地よく恐怖をかさ増ししてくれます。読み切りをまとめた短編集なので物語自体に終わりはなく、いつの日かふらっと続きが出るかもしれません。先があってもなくても楽しめる作品は珍しいですね。夏に涼しくなりたい方にうってつけ
World 4u_
レビュー(4)件
既刊2巻
メモ:202307伝説のロリコン漫画…というイメージで敬遠していたが、実際には老若男女それぞれのメンタルな悩みを描いたとても社会派な作品でした。ヒロインたちによる若さ故の下品な振る舞いが上記のイメージの元となっていますが、主人公:大介は終始理性を保っており現実的な解決を目指す大人として描かれました。取り扱われた問題は極度に性的なもの以外にもいじめ・職場恋愛・重度のコミュニケーション能力不足による勤務トラブルや親離れのできなさなどがあり、同様のテーマを描いた『あきそら』との違いとして単純な受容ではなく、社会悪とされるものについては治療・対症もしくは糾弾を明示していました。決して万人向けではなく、ターゲットを誤ると悪影響を及ぼす有害な描写があるためキー局のアニメ化に向いていたとは思いませんが、漫画自体は教育的な内容を含んだ素晴らしい作品でした。新社会人〜新しく親になる人たちは、出会うかもしれない危険の予備知識として一通り読んでみてもいいと思います。すべて、ありえない話ではありません。
こどものじかん
レビュー(27)件
完結・全13巻
メモ:202307『サイコメトラー』シリーズの作者によるサスペンスミステリ主に殺人事件の解決が描かれますが、『クニミツ』のような社会問題にも切り込んでおり教育崩壊などの大人の都合によって引き起こされる少年犯罪や、少年犯罪の延長として少年が巻き込まれる犯罪がメインテーマでした。主人公は『サイコメトラー』同様に特殊な能力を持ちますが直に事件のヒントを掴むものではなく、危機察知のためのレーダーだったため解決は知恵・技術・人情による昔ながらの刑事モノです2ちゃんねる全盛の時代のネット掲示板から起きるやり取りやチェーンメール・ケータイ盗撮など00年代を象徴するサイバー事件が多かった印象です。当時の流行に沿った内容のため、そのまま今の若者に通じるものではありませんが、事件背景にあった家庭問題や教育問題が改善したのか大人にはぜひ定期的に読み返してほしい1作
シバトラ
レビュー(140)件
完結・全15巻
メモ:202306『サイコメトラー』シリーズのスピンオフストーリー後半に登場したクニミツが政治家として修行する物語です。政治だけでなく教育問題が大きく取り上げられており小中高それぞれに潜入したクニミツが自力で問題を見つけ選挙のテーマとして提案・改善に取り組むことが主題の1つとなっています。また、実際にあった選挙活動や妨害・宗教や反社の介入もデフォルメして描かれ、明らかなフィクションではあるものの青少年に向けた教科書的な側面を持っています。政治活動として町興しを目指す都合上人手が必要になるシーンも多く、過去のシナリオのサブキャラが無理なく再登場、活躍しやすい作品構造でした。お得意の過激な下ネタや暴力も『サイコメトラー』本編より控えめで、とても読みやすい作品です。
クニミツの政
レビュー(96)件
完結・全27巻
1.0
メモ:202306『DEATH NOTE』『バクマン。』の黄金コンビが描くサスペンスファンタジー天使に選ばれた現代の神候補が天界の力で争う知的ながら殺伐としたデスゲーム…といえば聞こえはいいのですが、バトルせずに小難しいことを言い続ける 劣化『うえきの法則』でした。デスノのような隠しルールやトリックの読み合いはなく能力に発展性がないため戦いは直球勝負ばかり。中盤で危険思想の敵を仕留めたあとは日和見キャラで化かし合うディベートメインとなり、結末は「人間はより高次の存在のオモチャでした」。努力も勝利もない作者の哲学思想を描く作品で、もはや少年漫画じゃないんだな、という感想。もっとワクワクしたかった。
プラチナエンド
レビュー(379)件
完結・全14巻
メモ:202306マガジンが誇るラブコメの巨匠 瀬尾公治によるマンガ家と編集の熱血ドラマ。序盤は特に雑誌制作の裏側を描く「業界モノ」としてのストーリーが強く、定番の恋愛展開はほぼありませんでした。【!】中盤に差し掛かる前に過去作読破推奨【!】作られる作品を検討するにあたり、『君のいる町』『風夏』のストーリーおさらいと作中の鬱展開を描くに至った経緯がフィクションを交えて解説されます。前身の『涼風』を含めて順番に読むことをおすすめします。※私は順番を間違えました…『君町』『風夏』のコラボ編が終わった時、瀬尾先生に求めるものは何か、と考えると読者ウケが悪かったのでしよう。やや唐突な恋愛展開と、溜め込まれてた欲を発散するかのようなサービスシーンの連発。お決まりのハーレム展開に切り替わりました。終盤アニメ編が少しダラダラしてるなー、と感じたところで最終章へ。いつもに比べるとやや短めに終わりました。とはいえ初めにストーリーを濃く描いたおかげで父親の打倒or和解という着地点は明白であり、どんな展開からも完結に繋げる準備ができたように感じます。ラストの強引なカップル成立連打や、「俺たちの戦いはこれからだ」などマンガ業界モノならではの意図的な雑演出が許せるのは本作だけでしょう。過去作ハードルから満点は出せませんが、十分満足いく良作でした。末筆ですが、『バクマン。』とはジャンルかぶりですがパクリなどではないと考えます。相手方の知名度が非常に高く比較に上がりやすいですが、完結から5年以上が開いており、少年漫画としては読者が入れ替わっているべき期間です。
ヒットマン
既刊13巻
メモ:202305平成版『笑ゥせぇるすまん』路上販売の少女ロマが思春期の青少年に悩みを解決する魔法具を譲り、クセになって破滅していく姿を眺める という趣味の悪いオムニバスです。『笑ゥせぇるすまん』や『謎の老婆』のように用法・用量を守らなかった場合の罰に加え、本願を達成した場合も代償としてターゲットが育てた欲望を吸い上げて無気力にするというシステムが用意されており、どう足掻いても地獄が待っています。中高生が好きな救いのないダークファンタジーだったのですが、2010年に誌面に載せるには刺激が強すぎたのか中盤からは大幅な方針転換。ロマが情にほだされて結末寸前で商品を引き上げたり、ターゲットが魔法具の誘惑を振り切って自己の向上に目覚める青春劇へと変わっていきます。最後は大勢から吸い上げた欲望を縁もゆかりもない子供の治療にあてて1からやり直し。俺たちの戦いはこれからだ!というエンディングその子は良くてもそれまでのターゲットたちは…笑失速→終了の理由が方針転換によることは明白でしたがあくまでも一貫性のなさによるファン離れ起因であり、最初からジュブナイルな感動ストーリーだったら結果も違ったでしょう。私はどちらもそこそこ好きです。
魔法行商人ロマ
レビュー(2)件
完結・全5巻
メモ:202304サスペンスホラーに飢えてるときに第一話無料を見て手を出しました。主人公カズミを大好きな少女 サキがヒロインたちに危害を加え、主人公が復讐に燃える…という物語サキからの行き過ぎた愛情から付けられたタイトルですが虐待の矛先がカズミに向けられることも多く、「相手を喜ばせたい」が過剰な行動を起こすいわゆるヤンデレとは異なりただ自分勝手な行為に見えました。また、カズミも初めての屈服以降は トラウマから誰とでも気安く関係を持つようになっておりまた、単なる優柔不断によって復讐のチャンスをふいにしたり、物語が進むほど同情しづらくなっていきます。ストーリーの仕上がりとしては残念な部分がありますが、余計な寄り道は少なく、メインキャラも7人ほどで結末まで短くまとまっているので当初のプロットはとても良かったのだと思います。何よりも可愛らしいデフォルメキャラとサキのサイコみ、ヒロインたちのリアルな恐怖描写のギャップが強く、ハマる人はのめり込む独創的な作風がクセになります。表紙がアリなら買い ナシならスルー推奨非常にわかりやすい作品です。
異常者の愛
レビュー(90)件
完結・全6巻
メモ:202304いつもファンタジーと恋愛を軸とした作品で楽しませてくれる叶先生。第三作は恋愛そのものが題材でした。『プリティフェイス』『エムゼロ』に見られた男性向けの下ネタ的サービスシーンは大幅に削り、両想いの男女が互いに一喜一憂する様を描くことにスポットを当てています。鏡の中の異性とのヒミツの恋 というテーマは少女マンガ的ですらありました。起:発端と設定の解説承:お互いの思いを確信しつつ踏み出せない青春ドラマ転:サブヒロインの介入結:悲しさを持ちながら前向きになれる意外な結末構成が完璧で、3巻に収まったのが奇跡といえる作品でした。これからも叶マンガに期待せずにいられません。
鏡の国の針栖川
レビュー(68)件
メモ:202304いつまでも大好きな作品。お気に入りトップ3に永久に居座ります。『ハリーポッター』ブームの中で生まれた魔法学園モノ。魔力のない主人公がハッタリだけで最強キャラと持て囃され、過度な期待からトラブルに巻き込まれ続ける様は『カメレオン』へのオマージュが伝わります。地頭のよさを活かした周囲の人物の魔法を応用するスタイルが他キャラの魔法をコピーする能力に昇華される流れはとても自然で、プロットの完成度の高さに目を見張りました。『カメレオン』と異なり九澄が仁義に満ちた性格であること、根っからの悪人がほとんど描かれなかったことから後味が非常によく、作者名物のエンディングのまとまりも相まって続きが読みたい気持ちが沸き立ちます。…が、だからこそこのまま続きが描かれないでほしい、未完の美しさの粋です。サービスシーンも極端に過激でなく少年漫画らしさを保っており魔法バトル・恋愛・ヤンキーと幅広いジャンルを良い塩梅に練り合わせた完璧な1作でした。
エム×ゼロ
レビュー(168)件
完結・全10巻
メモ:202304大好きな作品『Eiji』がまさかの復活時代考証はグダグダでしたが、現代文化を取り入れて中高生にも楽しめるようアップデートされていました。表現規制により若干マイルドになったものの、21世紀になって浮き彫りとなった社会問題や精神事情に合わせた新たなトラウマたちが狂気となっていました。反面、リーグ周りの展開は当時の「チーマー」をいい感じに現代訳できなかったのか反社予備軍として描かれていました。9Jとの決着も進まずに連載凍結。忙しいキバヤシはもちろん、作画も『マイホームヒーロー』にかかりきりの模様です。事件パートはとても楽しく読めました。いつか来るであろう最終章次第では加点します。
サイコメトラー
レビュー(76)件
既刊15巻
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