きりしき さんのレビュー

なんとなく露悪系漫画かと思っていたけれど、露悪的なのはサトリくんだけどあとはしっかりと筋の通った漫画だった。
とくに提灯男のエピソードは漫画表現としても、物語としても素晴らしい。
というかこのエピソードに「思想強すぎ」と言ってる人の方が思想強すぎだと思う。

状態もわからず登場人物にも感情移入できないまま1巻目が終わってしまった。ギャグも（本編では）控えめ。
現状あまり面白くはない。

以前1巻を途中まで読んでハマらず中断していたのだが、アニメが話題になったためアニメを見てみたら面白かったので再挑戦。
1巻目の終わりくらいまではバンドっぽいこともあまりせずスロースターターだけれど、2巻目以降はどんどん盛り上がっていく。
最近のきらら系では”社会不適合ヒロイン”をしばしば見かけるけれど、今作の主人公はその中でもわりとがっつりと社会不適合で、最新刊に至ってもメンバーと完全に打ち解けてるとまでは言えない極まりっぷり。とはいっても少しずつ成長していて、そこも見どころ。

詩的な言い回しが乱用されるが、それが良いように響いている。

試し読み範囲が普通のオフビートコメディなので損してる漫画。
最後まで読むと本当に凄いんですよ。

鬱漫画としてもてはやされることが多いけど個人的には鬱展開というよりは電波。
後半に行くにしたがって崩壊していくストーリーラインが凄く良い。

一切皆苦の果てにどういった答えを出すのか気になる。
12巻の時点では火の鳥と同じような結末になりそうだけれど、当然作者も意識していると思うので、どのように差別化するのかも注目ポイント。

基本的には悪役令嬢ものコメディなのだけど同性愛に対するセルフスティグマの問題などをスルッと入れ込んでおり侮れない。
原作組曰くここからさらに面白くなるらしいので楽しみ。

いつも底抜けに明るい百合を描く奥たまむし先生の百合ハーレム。明るさはそのままに"迷い"の要素もプラスされて物語にもより厚みが！？
2巻まだですか！

学園祭のところで明らかにつまらなくなり挫折しかけたけど最近また面白くなってきた。
人生の価値を求めてもがく誠実なマイルドヤンキーの主人公が魅力的。

映画から。
映画の後半のエピソードがほぼオリアニなのには驚いた。
続編ではポンポさんたちのその後の話が読める。
映画も2作ってくれ〜

面白い。
どのエピソードも面白いけど、レゴシくんのスピンオフ的なエピソードがやっぱり一番好きかも。

くずしろ先生はコメディのイメージがあったけど今作は結構しっとり丁寧に関係性を描いていく。
どこかでカミングアウトするタイミングがくるのか、そのとき関係はどうなっていくのか……
注目の百合漫画

私の百合の原点。
感傷百合の傑作。
いまだとレズビアンと悲劇の文脈で批判されるかもしれない。。。

4巻までは至高の作品だったんだけど最終巻でいきなり失速。
打ち切り……ではないのだろうけれどいったい何が起こったんだ、と未だに狐につままれたような気分。

漫画が上手い…
途中の驚くべき（？）展開を越えても勢い劣らず。
どこに着地するのか気になる。

タイトルのインパクトは強いけれど
内容はとても良質な百合作品。
今最も注目してる百合漫画の1つ。
もっと広まって欲しい