3.28
96
発刊: 2021.11.19 ~
既刊5巻
新刊通知
a長崎県対馬――。母親と病弱な妹と共に暮らす高校生・玄は、いつもと変わらぬ朝を過ごしていた。しかし、突如現れた正体不明の生物によって、平穏な日々は一変する。島民を喰らい、同化していくその異形な生物は、瞬く間に島を支配していき…!? その日、支配者の座は“捕食”される――! 絶望に喰われるSFサバイバル、開幕!
テーマは恐怖症!鬼才二人の震撼ホラー!ゴトウユキコ×原克玄、鬼才二人の震える新境地!高所、隙間、匂い、集合体など、人間の恐怖症(フォビア)をテーマにした、超弩級の震撼ホラー!読めばきっと、その恐怖に取り憑かれる。
近未来。全世界的に出現した「超人」たち。人類は科学技術を駆使した武装「リモデリング」を駆使し、その脅威を克服した。そして今、世界は反転し、超人は差別の対象となり、息を潜めて暮らしている。超人の少女、リアンナ・ヒルデブランドはある日、正体が発覚し捕まってしまう。絶望の底にいたリアンナを待っていたのは更なる絶望、リモデリングによる超人殺戮ショー「リモデリングバトル」への参加だった――。
速度について。 『ひゃくえむ。』『チ。──地球の運動について──』の魚豊が再発見させてくれたことのひとつは、アートにおいて「速度」はひとつの美しさ──本質と言い換えてもいい──だということ、これだと思っている。 魚豊のマンガと共通する「荒削りさ」。しかも、そこに何か奇妙な「美しさ」が宿っていること。 アートの「速度」とは何か?いわゆる「勢い」、しかも(魚豊が気付かせたような)「美しい勢い」とは何か? それは「いま描かなければ間に合わなくなる」という焦燥感だと考える。締め切りとかそういう小さな話をしているのではなくて、「世界に対して間に合わなくなる」ということを言っている。いまこの世界に刻み付けなければ。そのためには小綺麗に整えている時間なんてない。ローザ・ルクセンブルクが「革命とは常に時期尚早である」つまり「待っているうちは"機"など絶対に来ない」というようなことを言ったらしい。「世界に対して間に合わなくなる」という焦燥感、そういう感覚の鋭敏さは普通は持っていないほうが幸せだと思うのだが、一方でアーティストにとっては特異な才能として機能すると思う。 そんな「速度」でもって作品が描かれているということは、その作品は「世界を変える」ために描かれているということだ。そんな「荒削りさ」を、憧憬とともに、美しいと感じる。 不条理について。 無垢な存在が徹底的に酷い目に遭う、もっと言えば世界の過酷さを引き受ける──しばしば「これが現実」というかたちで──という構造からして、『リモデリング』には「まどマギエピゴーネン」的な面が確実にある。 この「まどマギエピゴーネン」的なるもの全般について考えるとき、思わざるを得ないのは、結局そこから抽出されて残ったのが「シニカルな嗜虐性」に過ぎなかったということ。まどマギ自体はクライマックスにかけてそういうシニカルな嗜虐性を批評的に撃つわけなのだが、どういうわけか後発の作品においては「無垢なものを傷つけること」ばかりが強調されていたように思える。それは結局のところデスゲームに帰着する。 『リモデリング』でも主人公のリアンナは徹底的に痛めつけられ蹂躙される。ほとんど唐突で過剰な暴力性によって。が、そこからだ。 このマンガの不思議な部分は、そうした暴力の次に起こることだ。 これについて私は説明する言葉を持たないし、ただ体験してもらうしかないと考えるのだが、つまるところ、それを体験したあとの、このマンガの読後感は、ただこの一言に尽きる。ストレート。 このマンガの中で頻繁に使われる言葉がある。「愛」だ。それはアイロニーでもシニカルな形でもなく、まっすぐに放たれる。 たぶんこの作品はそのことを信じていると思う。シニカルな嗜虐性、不条理を超えて、人間の善性──言い換えると「愛」──や苦難を乗り越えようとする人の意志──別の言葉で「勇気」──に回帰する。 ここではどこか白々しく見えてしまうこれらの言葉が、このマンガの中で立ちあがってくる。このマンガはそれだけ「速い」から。 「人間讃歌は勇気の讃歌」というセリフを、このマンガを読みながら思い出した。 ここで言っている「速度」はもうひとつ別の言葉で表現することもできる。 「熱」がそれ。 シニカルな「アツい」を超えて、ただまっすぐに読み手に「熱い」と呟かせるような何か。表現の熱量。熱狂的に描くこと。 このマンガのもっとも美しいと思う部分について書く。 その表現の熱をもってマンガの中で描かれるのが「熱」であるということ。リアンナの力は「熱」であって、このマンガはそれについての物語になっている。 中身、描くことと、外身、描かれるものが一致しているから、このマンガは確かに「熱い」のだと思う。 あんな烈しい暴風(あらし)の中で 掴んだひかりだ はなすものか どんなことがあつても おゝ石になれ、拳 此の生きのくるしみ くるしければくるしいほど 自分は光をにぎりしめる 山村暮鳥 "自分は光をにぎつてゐる"
by 鈴木 (34)3.55
7
発刊: 2021.10.12 ~
既刊8巻
新刊通知
aそのホテルの…「お客様は殺し屋様」最高のホテルには条件がある。「極上の食事」、「至高の癒やし」、「魅惑の娯楽」…そして、“最新の武器手配”、“安心の身元詐称”、“完璧な死体処理”――!?そのホテルの…「お客様は殺し屋様」。死の境界線で、決して『NOと告げない』コンシェルジュが応える殺し屋たちの願いとは――いざ、鮮烈のキリング・ホテル・ドラマ…開幕!
3.17
(11件)
発刊: 2021.10.12 ~
既刊5巻
新刊通知
a運命に挑む二人の後宮純愛ファンタジー劉美凰(りゅうみおう)は耀(よう)国の皇族の外戚である劉(りゅう)一族の娘として不自由ない生活を送っていた。そして彼女が十六の時、耀国皇帝・司馬雪峰(しばせつほう)との結婚が決まる。雪峰は美凰が恋い焦がれてやまない、初恋の人であった。皇帝と皇后が初めての夜を過ごす日、臥室(しんしつ)で待っていた美凰は遅れてやってきた雪峰からある物を渡された。それは・・・残虐非道な稀代の悪女と呼ばれた伯母の生首。そして彼は彼女にこう言い放った。「おまえを廃位する。しかるのち、極刑に処す」美凰は婚礼の夜に起きた政変で断罪され、天下万民の怨敵として刑場に引っ立てられた。しかし――!?それから十年の時が経ち、雪峰の崩御後に皇帝となった司馬天凱(しばてんがい)は、美凰が幽閉されている離宮を訪ねる。都で猛威をふるう鬼病を鎮めるため、彼女の身に宿る奇しき力が必要になったからだ。幼き頃、姉弟のように過ごした二人は再会し、美凰はいまだ怨憎が煮え立つ後宮に舞い戻る。奇しき力を持つ廃妃と若き皇帝が織りなす後宮純愛ファンタジー、開演。
3.00
(9件)
発刊: 2021.11.09 ~
既刊6巻
新刊通知
a木の実栽培特化の外れスキル《木の実マスター》。史上最高の冒険者を目指す少年、ライト・アンダーウッドが手に入れたスキルは、戦闘能力皆無の最下位スキルだった……。Sランク冒険者となった幼なじみとの差を感じながら、農作業と剣の修行に打ち込む日々。だがある日偶然、食べたら必ず死ぬと言われている2つ目の木の実を食べてしまい――。そこから奇跡の死亡フラグ回避&外れスキルに秘められた驚愕の能力判明!《木の実マスター》その真の能力は、能力無限追加のハイパーチート!!!最上位スキルを武器に、歴史に名を残す冒険の旅に出る!!!格好良いのまん真ん中! 「小説家になろう」発の最強へのサクセスファンタジーが遂にコミカライズ!!!
3.06
(3件)
発刊: 2022.11.16 ~
既刊1巻
新刊通知
a【優しい夫の嘘とヒミツ。サレ妻は娘のために戦うことを決意する――!】 伊藤あいか、27歳。高校の同級生・慎也とは付き合って10年で結婚、すぐに妊娠。順風満帆な夫婦生活を送っていた。しかし、妊娠中に突然慎也の海外赴任が決まり、別居することに。産後、初めて現地へ赴くが、久しぶりに再会した慎也に冷たい態度をとられてしまう。優しかった夫の突然の変化に戸惑うあいか。そんななか、夫の同僚である現地女性、22歳のモナが訪ねてきて……。モラハラ、経済的DV、不倫…月間1000万PVの大人気ブログ発、嘘のような本当にあった話。
3.17
(6件)
発刊: 2022.11.22 ~
既刊1巻
新刊通知
a推理作家・香月史郎は、大学の後輩・倉持結花に付き添いを頼まれ、死者が視える霊媒・城塚翡翠のもとを訪れる。翡翠の、人形のように整った精巧な顔付きと肌の蒼白さに、非生物的な印象を受けた史郎。だが後日、史郎は街中で男たちに絡まれている翡翠を目撃する。怒りに頬を赤くし、狼狽している彼女の様子は、以前の彼女とは全然違った印象で……。翡翠が心霊で犯人を当て、史郎が論理で「霊媒以外の証拠」を示す。数々の難事件に挑む二人だが、世間を震撼させている連続死体遺棄事件の犯人の魔手が、翡翠の元へと迫っていた――!!ミステリランキングの5冠を達成した原作を漫画化!麗しい探偵・城塚翡翠の推理劇が開幕する!
3.00
(4件)
発刊: 2022.12.22 ~
既刊2巻
新刊通知
a見えているものが、すべてじゃない。人も、町も……。元商社マンでこけしマニアの赤坂弥一郎は、大学の民俗学講師となり新天地の下町・阿木にやってきた。だが、阿木にはクセのある人々が集まっている……。こけし好きな喫茶店のマスター、蕎麦屋、古本屋、煎餅屋、劇団の座長、その劇団の看板役者、彫刻家、作曲家、小説家、新人漫画家、バーのマスター、ライター兼カメラマン、前知事の政治家、その孫の大学生、現職議員……。人情あふれる下町で、「犯罪者」が動き出す!『ディアスポリス 異邦警察』『クロコーチ』のリチャード・ウーと『金魚屋古書店』の芳崎せいむによる、下町人情サスペンス開幕!
天明三年。世では飢饉による食糧難のなかでも、主人公の可畏が住む山村では野生の動物を狩ることで他よりも幾分良い生活ができていた。しかし、ある日山で迷ったという男が村に来る。一向に目を合わせようとしないその男を訝しむ可畏だが、家族とともにもてなす。そしてその夜、村の外れではさらなる招かれざる獣が入り込んでいた...。
77点 11話。ちょっとイライラするから読むのやめた。 宇陀と水分って読めないからなんだよすいぶんでみくまりって変換出てくるけど名前がキモすぎる 無理やり神話とか出すのが寒い 目とかはどっかで見たことある量産型の絵 体のバランスが悪い コマ割り?なのか構図なのかなんだか躍動感や流れが悪い 逃げてきた村人にトラブルの一つ起こさせたいのだろうが逃げてきてあの態度偉そうだし怯えてるしわけわからん ガキは偉そうだけどまぁこれはよくあるタイプ 親父は説明しろよ 説明すれば全部解決する話を説明せずに回りくどく話を進ませる悪手 一度くらいなら気が動転してるとか理由つけてしょうがないけど同じこと繰り返すな 人いるのに人の話聞かないのいらいらするな まぁ、極限だと聞けないとかあるのかもしれないが一般的な感覚だと漫画すぎる。無理やりすぎる。
by t_comic (103)「傷モノの娘だ。ちょうどよい」そう言われ、山の主である大蛇のもとに供物として嫁いだ少女ミヨ。喰われるのではないかと怯えるミヨだったが、大蛇は夫婦になれたことを喜んでいる様子。しかし、大蛇の愛情表現は人間のそれとは大きく異なり――異種族ゆえのすれ違いを耽美な筆致で描く、ピュアな異類婚姻譚。
3.12
-5
発刊: 2022.04.21 ~
完結・全4巻
新刊通知
a「屹立させるまで帰れまセン!」暴走カップルに巻き込まれた伝説の元風俗嬢が美人教師に性教育!?一見、順調交際中の学園のマドンナ教師・鵜川遥香と同僚・羽賀祐一は“夜の問題”を抱えていた。そこに突如現れたのは伝説の元風俗嬢・からめる。彼女が施す”性教育”がふたりの運命を大きく変えていく!この物語は、性と真剣に向き合う先生たちの激闘の記録である!
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】巨大怪獣が人類を脅かしていたのも、今は昔。怪獣退治の安全・確実性が向上した現代では、怪獣退治は単なるショーとなっていた…。地球最初の巨大ヒーロー・後醍醐ダイゴは、そんな時代から取り残され資金難に!? 時代遅れヒーローの奮闘劇が幕を開ける!!
透明人間、狼男、ドラキュラ、メドゥーサ、ナーガ、ミイラ男、フランケン。異なるモンスターの少年少女たちが、友情、恋愛、家族について考え、悩み、そしてお互いを理解しながら成長していく。同人誌で発表されて話題となった4編に、新作の2編を加えて待望の単行本化。月明かりがモンスターたちを優しく照らす、オムニバス。