今井大輔さんの作品の書影

今井大輔

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作品数:10

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195

3.6

5巻まで読みました

留守中の家に上がり込み、雑貨、風呂、トイレ、ベッドなどを勝手に使い、食事を済ませて出ていく、作中で"ヒル"と呼ばれる人々にスポットをあてた作品。
作者は、後に"クロエの流儀"を描く今井大輔。
三角形の口の女の子と、冷めた目の人々の描写が特徴的ですね。

序盤はヒルという生き方、ルール、警察の追跡などが描かれていて、主人公の女の子「佐倉葉子」がヒルになった経緯などが述べられます。
いわゆる、"現代社会における闇"、"隙間"が新しい視点で描かれた意欲的な作品だったのですが、中盤以降はヒル同士の抗争や、各ヒルの過去の話などが行われ、バトルシーンが増えていきます。
結構ドロドロした人間ドラマ中心の展開となり、人間関係や利害関係がややこしく、呼んでいて意味がわからなくなったというのが正直なところです。
序盤の雰囲気のまま最後までいってくれれば良かったのですが、中盤以降の展開は個人的には残念に感じました。

ただ、"ヒル"の設定はすごく良くて、実際にいるかもというリアルさを感じさせてくれます。
そんなヒルになってしまった、どちらかというと一般的な女の子が、他のヒルに出会い、成長する物語です。
ラストは打ち切られたかのような、ぷっつりと終わる感じになってます。
ラスト近辺はごちゃごちゃしてよく分からなくなってきているし、冗長になる前にいっそ終わらせてしまっている感じがしたので、良かったのではと思いました。

ヒル

レビュー(115)件

完結・全5巻

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torarakko
3年前

5.0

5巻まで読みました

面白かった

ヒル

レビュー(115)件

完結・全5巻

4.0

5巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

2020/09/01、2巻。気になるとこで終わったー。まぁ面白い。
溺れそうなとこカッパ女河野シズクが助けてくれてカッパになった。人間に戻るため他のカッパを探す。同じ水泳部内に2人怪しい奴が。そいつがサキちゃんに化けてケイを呼び止める。部屋で2人。で終了。シズクが多分ケイのこと好きで健気で良い子で好き。ケイとくっついて欲しいな。

2021/02/19、5全巻nt。切なーい。良い話で終わった。
水泳部の1人隠れてたカッパは、カッパの姫シズクをカッパの里に連れ戻しに来たタマキ。でも元々シズクの友達だしシズクの気持ちに協力することに。3人はケイを人間に戻す条件、部活合宿の新月の夜に深練水で10分間キスをするために、練習する。ここらへんでシズクは元々好きだけどケイも好きになってたことに気付く。前日、シズクがタマキに元に戻ったら里に帰ると言っているのをケイは聞く。当日の朝、寝坊して部員全員にカッパのことバレた。ケイは今の生活全て捨ててカッパのままでシズクと一生共にしたいと言うが、反面友人や家族と離れることに心苦しく思う。シズクはケイを完璧なカッパにするフリで実行したが、本当は魂を自分だけに移しケイを人間に戻した。相手の幸せを想って、らしい。ケイは好きだと叫ぶ。後日ケイは記憶無くしてて水泳部で活躍して生活してたが、たまにシズクの面影の記憶をふんわり思い出す。で終了。

パッカ

レビュー(18)件

完結・全5巻

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