私だけの家。それは幸福で、孤独な場所。 映画化作品『繕い裁つ人』の池辺葵氏、最新作は“住”。 女ひとり、 たったひとつの“家”さがしは、 運命の人を見つけるよりも 難しい!? 2015年、日本。 女性がひとちで家を買うことは、 無謀なのか、堅実なのか。 年収200万ちょっとの独身女性・沼越さんが、 オリンピックを控えた東京で、 理想の家を求めて歩く。 twitterなどで大人気の、共感度100%の家さがしストーリー。
【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】『プリンセスメゾン』の池辺葵、心の最深部に触れる最新作!4姉妹と母。女たちが抱く罪悪感と宝物。アパレル通販会社で働く4姉妹の末っ子・仁衣。喫茶店を営む三女・茉子。役所勤務の次女・太重。シングルマザーの長女・イチ。そして、実家を一人で守る母。今はそれぞれ離れて暮らしているが、女5人で育てた長女の息子・岳は、皆にとっての宝物だ。けれど、岳にとっての女たちは、いつも正義であっただろうか――?あなたにもきっと、思い当たる感情がある。だからこそ、この物語はあなたの呼吸をふっと軽くする。池辺葵が紡ぐ様々な世代の女たちと家族のあり方について。
いつか、この日々を忘れたとしても、魔法の言葉が私を生かし続ける。 「プリンセスメゾン」の著者が描く、地方都市に生きる女子高生達の切なくも可愛い青春群像劇。 太眉に悩む寝ぼすけな女子高生・がんちゃんは、幼馴染みの高遠(たかとお)君に密やかな恋をしている。 しかし、彼からほかの女子への恋心を仄めかされて……。 「素直になったら恥かくだけや 私は鋼鉄のバリアで自分の心を守るんや」 地味で平凡な女子達にとって、人生はかくも厳しきもの。 けれど時に、友人の言葉が生涯を照らす魔法に変わることもある。 苦味も優しさも抱き込んだ目映い青春を描く傑作連作集。
マンガみたいな恋愛も、ドラマみたいな挑戦もない。スクールカーストの端っこで生きる、地味で平凡な女子高生たちのささやかな日常を綴った一作。 何を隠そう、私もかつては彼女らのような地味女子だったものだから、ページをめくるごとに共感の嵐で胸が痛んだ(特にがんちゃんの失恋やひいちゃんのいじめエピソードは、思い当たる節がありすぎって言葉が沁みた) 地味で平凡なな私たちは、「どうせ私なんか」と自分からバリアを貼りがち。素直に自分の願望を曝け出したって、どうせ恥をかくだけだと諦めがち。 けど、それじゃあ寂しすぎる。 もう一度素直になろう。もう一度、恐れずに幸せを追い求めてみよう。 高校生の時に出会いたかった一作。 時間をおいて再読したい。
by タコ星人🐙 (17)あなたがいなくても生きていける。でも、私たちは確かに繋がっていた。「繕い裁つ人」「サウダーデ」の著者が描く、川沿いの町に暮らす人々の群像劇。
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