押切蓮介さんの作品の書影

押切蓮介

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作品数:37

中田大智さん、他2人がファンになりました
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1,217

3.0

16巻まで読みました

1、5〜16ない

でろでろ

レビュー(30)件

完結・全16巻

3.5

絵柄がアレだけど
有名な鬱マンガ

ミスミソウ 完全版

レビュー(292)件

完結・全2巻

4.0

2巻まで読みました

記録

ミスミソウ 完全版

レビュー(292)件

完結・全2巻

3.0

2巻まで読みました

記録

サユリ

レビュー(38)件

完結・全2巻

4.6

2巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

押切蓮介氏の代表作の一つ。
東京からとある雪国の村に転向してきた中学生「野咲春花」は、そこでクラス全体から壮絶なイジメに遭う。
家族に心配をかけまいと必死でイジメにあったことを隠し続けていたが、イジメの内容はエスカレートし続け、やがて春花は登校拒否になる。
そんなある日、春花の家が放火され、両親が焼死体となり、最愛の妹が全身黒焦げの状態でなんとか命がある状態で発見される。
自失状態の春花に、イジメっ子たちは自殺を強要するが、それをきっかけに春花の復讐が始まるというストーリーです。

掲載誌は犬木加奈子先生や御茶漬海苔先生が執筆していた『ホラーM』。
『サスペリア』や、『ハロウィン』などと並び、90年代のホラー漫画ブームの立役者だった雑誌ですね。
ホラー誌に掲載されていた通り、本作もがっつりホラー漫画で、復讐に憑かれた春花が、イジメっ子たちを次々惨殺する展開となります。
押切蓮介でホラーなので、妖怪をぶん殴って泣かせるような作品かと思いきや、本作中"妖怪"や"おばけ"は登場せず、集団の悪意、エゴの押しつけなどの人間の怖さがメインです。
ギャグテイストは皆無で、『ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!』をイメージしてページを捲ると絶句すると思います。
ホラー漫画が苦手な方は注意ですね。

イジメられた上、家族を焼き殺されるだけの理由はというと"特に無く"、また、それに関与したメンバーも全員が全員根っからの悪人とは限らないのがまた、救いがなく、後味が悪いです。
ラストも後味の悪さだけが残り、喪失感と悲しみが漂います。
なぜこんなことが起きてしまったのか、という思いは作中の誰もが思い、また同時に、その原因は自分なのではないかとも誰もが思うのであろうところもまた、後味の悪さに拍車をかけます。
心苦しい気持ちにさせられる作品ですが、読み手の感情を揺さぶられる傑作だと思います。

完全版が上下巻の全2巻で、それほど長い作品でもないですが、心にずっしりと残る作品です。
手に取る機会があれば、おすすめします。

ミスミソウ 完全版

レビュー(292)件

完結・全2巻

4.8

10巻まで読みました

1990年代の格闘ゲームの流行によりブームとなったアーケードゲーム。
その頃の一般的な小学生たち同様、なけなしのお小遣いをゲームセンターにつぎ込んだガイル使いの少年「矢口春雄(ハルオ)」と、ザンギエフ使いの少女「大野晶」を主人公にしたラブコメ作品です。

小学生から高校生に進学し、小中と卒業式を迎えるが、ゲーセンだけは卒業できない少年が主人公で、ラブコメ作品ではありますが、主人公の脳内は魂寄せからの鬼炎斬コンボで頭がいっぱいという残念なラブコメとなっています。
ヒロインも作中、言葉らしい言葉を発さず、主人公にどういう感情を持っているのかもよくわからないまま、ファイナルファイトを涼しい顔でノーコンの上トップスコアでクリアします。
相手を喜ばそうとか、そういう好き同士であれば当然発生する感情のやり取りは無く、ただ、「ギャフンと言わせてやりたい」、「新作ゲームが出たから語り合いたい」という感情で一緒にいるようにも見えるのですが、傍目にはとても仲がよく、早くつきあってしまえばいいのにとヤキモキさせる展開となります。

登場するゲームは実在のもので、ストⅡがストⅡ'になり、ダッシュ ターボになり、レインボーなんていうよくわからないものが登場したりして、スリーはいつでるのかと話題になったりする(そしてスリーではなくZEROが出る)など、当時を知る人が読むととても懐かしいです。
ストⅡだけでなく、龍虎の拳や、サムライスピリッツ、ワールドヒーローズ、ヴァパイア、キングオブファイターズなどなど、格ゲーのみではなく源平討魔伝、魔界村、大工の源さん、パズルボブルやぷよぷよ、パロディウス、タントアールなど、ゲーム愛に溢れたキャラクターたちが登場するので、ピコピコ少年だった自分としては感涙の内容でした。
タントアールとかイチダントアールとか、当時ゲームギアでもやりまくってたなー、と。
ただ、私的にはゲーセンに行く目的は目下音ゲーだったのですが、本作では音ゲーについては取り上げられませんでした。
ハルオの趣向的にあっていないので仕方ないと思いますが、音ゲーも黎明期は色々出て(カラオケとかパラパラとか)衰退していったので、少し残念でした。

また、後半で主人公が大阪のゲーセンを見て回るシーンがあるのですが、そこに新世界のQティーが少しだけ登場したのにとても感動しました。
あと、日本橋のフェラーリが登場します。
私の知っている頃には名前はSCOTになっていましたが、フェラーリの看板だけは見覚えがあり、ここもよく行っていたなーと懐かしい気持ちになりました。
本作を読むと、ストⅡではブランカ、ヴァンパイアではガロン使いだった自分を思い出し、あの頃のアーケードゲームをまたやりたい気持ちになりますね。

気づけばゲーセン談義になってしまいますが、ラブコメ部分もすごく良いです。
押切蓮介といえば『ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!』とかのイメージだったので、本作を読んで驚きました。
なお、ハイスコアガールは著作権侵害により一時連載が中断されましたが、その後和解が成立しています。
その上で、加筆修正版として、最初5巻分だけ『ハイスコアガール CONTINUE』として発売されています。
ハイスコアガールの5巻までとCONTINUE 5巻は、基本的に同じ内容なので注意ですね。
続編も連載中なので、引き続き楽しみです。

ハイスコアガール

レビュー(281)件

完結・全10巻

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YW

yw
3年前

1.5

1巻まで読みました

内輪ネタでの盛り上がりはキツい。

狭い世界のアイデンティティー

レビュー(27)件

完結・全5巻

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