植芝理一

奇書と言うより危書
12巻の衝撃が忘れられない

面白いと思うの間違ってる！って強く思っちゃった
面白かったけど

Kindleで無料分の2巻まで読了。
お母さんの息子への態度に安心する。ここで顔赤らめたりすると一気に現実味なくなってしまうところを、リアルな親子の雰囲気を維持しててよき。お父さん目線の大蜘蛛さんめちゃかわでよきよき。
画力たかいので読みやすいし、背景の細かいネタ（初音ミクのフィギュアとか）も楽しい。

話がどうでもよくなってくる。

全体的に少し古い匂いが漂う漫画だが、なぜか不思議と引き込まれる独自の世界観と、メチャクチャ美少女ってわけじゃないのになぜか可愛いく見えてしまうヒロイン、どこが魅力か具体的に明確に言えないまさに謎の快作
決してファンタジーではないのに現代的ではないこの浮遊感が心地よく、しかしあくまでラブコメディの面白さもある。
謎に満ち満ちているヒロインが巻数を経るにつれ徐々に年頃の人間味が出てくるところもまた魅力で、それでいて最後までミステリアスを貫いているブレないキャラ設定も粋で良い
しかし後半はその理解不能感が薄れて尻すぼみになり(というより読んでいて慣れてしまったのか)、特徴のない普遍的なコメディ作品になったように感じてしまい少し悲しい…
ただ、別に巻数が多い大長編というわけではないので一巻を読んでなんとなく好きになれたらハマれるハズ

"よだれ"というギリギリのラインを責めているだけで評価は高い。

学園ものなのだが、SF（少し不思議）やディストピア感を感じる。
その世界観がよだれをキタナイものから何か違う表現に魅せている。

柔らかいタッチで病的なまでに描き込まれた絵と性的に倒錯したキャラにイカれた世界観、トンチキなストーリー…最高！！

絵は可愛くないのになぜか可愛く見えてくる