たなか亜希夫さんの作品の書影

たなか亜希夫

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作品数:14

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プロフィール

たなか 亜希夫(たなか あきお、1956年1月6日 - )は、日本の漫画家。宮城県石巻市出身。小池一夫の主宰した漫画・劇画製作者を養成する私塾「劇画村塾」出身。代表作は『軍鶏』など。

たなか亜希夫の作品

一覧
『軍鶏』の書影

軍鶏

3.53

5532

発刊: ~

完結・全34巻

両親を刺殺した優等生の少年・成嶋亮が少年院に入り、そこで出会った空手の達人・黒川健児に師事して「生き残るための空手」を身につける。出所してからは格闘技界に入り、無軌道なバトルを繰り広げてゆく。

『リバーエンド・カフェ』の書影

リバーエンド・カフェ

3.36

1341

発刊: 2018.8.5 ~

既刊9巻

宮城県石巻。あの震災から数年が経ったこの地に住む 高校2年生・入江サキはある夜、謎の男と出会う。 不埒な輩に絡まれていたところを助けられたサキ。 北上川の中瀬に灯る明かりに誘われ、少女は不思議なカフェへと辿りつく。 そこで出されるコーヒーには、人生の楽しさや悲哀が入り混じっていた――。 石巻出身のたなか亜希夫が震災後の故郷を描く最新作

東京浅草…隅田川沿いの雑居ビルに、小さな探偵社があった--。 ひじかた憂峰とたなか亜希夫、伝説の名作「ボーダー」を生んだ 黄金コンビが、20年ぶりに奇跡の復活! 不世出の語り部&絵師が、鋭い視線で活写する漂流列島・JAPAN。 珠玉の読切9編を収録した、浅草探偵人間模様!!

『軍鶏』の書影
3巻無料

軍鶏

3.22

987

発刊: 2011.5.4 ~

完結・全7巻

真昼の昼下がり、少年は両親を殺害した。エリート銀行員の父と美しき母の、まとわりつくような愛情が、自分のすべてを吸い尽くすという妄執にかられ、少年は凶行に及んだ。収監された少年院で、少年は「空手」と出会い、その牙と爪を研ぎ続ける。何者にも自分自身を奪われないため、何より、殺されないためにーー。

80年代のバブル絶頂期の時代に、マーケティング社会の行き着く果てを喝破し、絶大な支持を得た『迷走王ボーダー』。20年を過ぎてもなお、青春のバイブルとして奇跡の漫画が、ついに復活。蜂須賀、久保田、木村の名トリオが復活したのは、なんと平安時代末期。作者は作・ひじかた憂峰(狩撫麻礼の別ペンネーム)、画・たなか亜希夫のゴールデンコンビ!!

『Glaucos』の書影

Glaucos

3.06

579

発刊: 2004.2.2 ~

完結・全4巻

激闘の舞台は海へ! もう1m記録を伸ばせばその分、空気のある海面までが遠くなる! ただ一息でどこまで深く潜れるかを競うフリー・ダイビング。その死に直結した恐怖のバトル世界、壮絶な戦いに、イルカに助けられ生まれた少年・シセが挑む!! この少年こそ、海の神に選ばれし者だった。世界のトップ選手もそのリアリティを絶賛した、フリー・ダイビング漫画を、『迷走王ボーダー』、『軍鶏』の鬼才たなか亜希夫が描く!!

記憶喪失の男の正体を探っていく表題作と他2作品を収録した狩撫麻礼&たなか亜希夫の傑作集。愛人からエッチをせがまれたノーパン喫茶の店長は、地下街にたむろするホームレスの中から背広姿の背が高い男をアルバイトに雇い、2~3時間で戻るといって店から抜け出す。その後、店で働くノーパン嬢から名前を聞かれた背の高い男は、名前をどうしても思い出せないと語って……!?

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作品レビュー

一覧

3.0

記録

リバースエッジ大川端探偵社

レビュー(10)件

既刊11巻

4.4

成嶋亮という心に深い闇を抱えた青年を主人公にした格闘漫画。
主人公は華奢で大人しく、裕福な家庭に育ち、また東大入学が確実視されていた優等生でしたが、ある日、両親を惨殺したことで、彼の物語が始まります。
少年院で亮は壮絶な虐めにあい、同窓の院生のイチモツをしゃくるよう強要されますがこれを噛み切って抵抗、結果、連日死を覚悟するレベルの暴行に会いますが、そんな中空手に出会い、彼の人生は大きく変化してゆきます。

ストーリーが進むにつれて次々現れる強敵と戦う典型的なバトル漫画展開ですが、そもそも成嶋亮は最強を目指しておらず、相手が気に食わなかったり、あるいは生きるため、または守るため、という必要性の上で戦います。
そのため格闘漫画ですが、敵は基本的にインフレしません。
ターゲットとなる1人の敵と戦うまでのストーリーが長く、戦いまでの経緯、修行の日々などが本ストーリーのメインとなります。
また、成嶋亮の勝利は皆に望まれず、一部の理解者を除き応援されることはありません。
彼は一般的にヒールであり、亮もまた街中で暴行やレイプを犯す悪党として振る舞います。
最初の気弱な少年はどこに行ったのか、序盤からの変貌っぷりは凄まじいです。
色々鬱積していたものはあったのだろうとは思うのですが、力を手にした以降のイキり様はちょっと激しすぎじゃないかと思いました。
でもなんだろう、凄く楽しそうなので、エロと暴力の内容ですが、読んでいてこちらも楽しい気分になります。
なお、描かれるキャラクターは、基本的に肉質的で、温室育ちの妹は風俗に沈み、著名な美人の女優も亮に犯されるのですが、どうもエロく感じないので、直接的な描写があれどそういう意味での期待はできないと思います。

連載中は移籍があったり、原作と作画の意見の相違から長期の休作期間があったりしたのですが、通しで読むとテンポがよく、キャラが個性的で飽きない作品だと思います。
ただ、暴力描写が激しいので、こんな作品読む人はそれを求めているのでしょうが、一応、注意が必要と思います。

軍鶏

レビュー(117)件

完結・全34巻

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