大暮維人さんの作品の書影

大暮維人

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作品数:15

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717

4.4

40巻まで読みました

講談社BOXから刊行されている西尾維新原作小説で、アニメも有名な<物語>シリーズのコミカライズ作品。
<物語>シリーズは2024年4月現在、ファーストシーズンから始まり第6部まで書かれていますが、漫画版はファーストシーズンが主です。
基本的には化物語全編と傷物語をなぞったような形になっていますが、途中から他のストーリーで語られる部分が見られるようになり、ノベルスに忠実なコミカライズというわけではないです。
特に死屍累生死郎のあたりで顕著に感じたのですが、オリジナル要素も多くありました。

主人公は男子高校生・阿良々木暦。
とある事情により、とてもマニアックなフェチ向け雑誌を購入して帰途を急いでいるところ、瀕死の吸血鬼に出会い助けてしまう。
それがきっかけとなり、紆余曲折の末、吸血鬼まがいな肉体になってしまう。
「怪異の王」である吸血鬼・キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの存在によって霊的に乱されてしまっている街で、阿良々木暦が街に出没する様々な怪異に憑かれた(あるいは怪異である)少女たちを助けるストーリーとなっています。

作画は大暮維人で、作画は安定してめちゃくちゃきれいです。
エア・ギア、天上天下などでも実績のある通り、アクションシーンも迫力があって読みやすく、なにより女の子がエロくてかわいらしいです。
化物語の魅力って、ストーリーや西尾節全開の掛け合いも重要ですが、キャラクターの比重もかなり高いと思うんです。
そういう意味で、戦場ヶ原ひたぎは妖艶で、八九寺真宵は活発でかわいらしく、神原駿河は元気系で誘惑が激しく、千石撫子は無垢で無知で妹キャラ、そして羽川翼は猫耳巨乳眼鏡委員長に描かれていてとても良い。
原作と作画がいい意味で化学変化を起こした作品だと思います。
マンガは原作小説より先に終了した形になりましたが、できればこのまま斧乃木余接のフィギュア化するのが難しいあたりまで描いて欲しかった。

なお、大暮維人といえば、著作は序盤は良いが途中から散らかってきて何が起きているのかわからなくなるようなことが多いのですが、本作は最後まで散らかりすぎることなく風呂敷に収まっています。
ただ、前述の通り、オリジナル展開も多く、終盤では偽物語やセカンドシーズンのストーリーが足早に描かれます。
終盤では忍野扇も登場、戯言を並べ去ってゆく役回りをしており、そのあたりは割と原作ありきな内容になっていると感じました。
とはいえ、正直、化物語をマンガから入る方がそんなにいるとは思えないので、どちらかといえばファンサービスなのかなあと思います。
ファーストシーズンではそれほど登場しないはずの貝木泥舟も登場するのですが、小説やアニメを知らない場合はなぞのキャラで終わってしまっているところがあります。
もしマンガで入って興味が出た場合、小説、アニメの方も見てみるのをおすすめします。

化物語

レビュー(242)件

完結・全40巻

3.1

37巻まで読みました

週刊少年マガジンで約10年の長期連載をしていた、大暮維人の代表作の一つ。
架空の足に履くモーター駆動のスケーター『エア・トレック(A・T)』を使った、バトルアクション作品です。

主人公の「南樹/イッキ」は、東中最強ケンカ無敗を誇っていたが、A・Tを履いて街を暴れまわる暴風族(ストーム・ライダー)に襲われ敗北してしまう。
彼が敗北したことで東中の株が地に落ち、イッキは石を投げられることになるのだが、そんな折、居候先の三姉妹たちからA・Tを渡される。
彼女たちは、特Aクラスの伝説のチーム"眠りの森(スリーピング・フォレスト)"のメンバーで、幼馴染の「野山野林檎/リンゴ」は、その総長だった。
A・Tの訓練の末、イッキはストーム・ライダーにリベンジを行うが、それによって街を統べるストーム・ライダーたちの争いに巻き込まれていく。

序盤は、学校や街のストーム・ライダーとA・Tバトルを行い、自分のチーム"小烏丸"を立ち上げて名を上げてゆく展開です。
ただ、中盤以降、"玉璽(レガリア)"と呼ばれる特殊なA・Tを操る8人の「王」の争いが始まり、序盤からそれとなく挟まっていたトンデモ化学による事象解説が激しくなります。
登場人物も多く、絵はキレイなのですが何が起きているのか非常に分かりづらくなるため、話についていけなくなったというのが正直なところです。
絵がマンガというよりもイラストに近く、A・Tシーンには疾走感があり、お色気シーンもたくさんあるのですが、とにかく読みづらい作品だと思います。
ストーリーそっちのけで雰囲気で楽しめるのであれば、セリフも少なく勢いがメインなため良いのかもと思いました。

A・Tのストリート系スポーツマンガかと思いきや、割りと序盤からガッツリトンデモバトルになります。
炎が出たり、幻影が出たり、時間を操ったり、空を飛んだり、ワケの分からない技の応酬になるのですが、キャラはかっこよく、台詞回しが非常におしゃれです。
設定も詳細に練られているので、疾走感のあるシーンと少ないセリフで飛ばしつつ読んでしまいがちですが、丁寧に読めば楽しめるのかなと思います。
でも、少年マガジンの読者としては、本作のお楽しみはA・Tというよりもエロシーンですね。
終盤など女性は基本全裸で、少年誌ギリギリアウトのエロシーンが度々入るので、私などはぶっちゃけそっちがエア・ギアのメインくらいに思ってます。

エア・ギア

レビュー(249)件

完結・全37巻

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rikki

zutor
2年前

4.0

漫画も普通に良い 神原駿河きゃわ

化物語

レビュー(242)件

完結・全40巻

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COL

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4.5

18巻まで読みました

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