その日、首都バードンに4人の男たちが足を踏み入れた。揃いも揃って前科者である彼らの目的は「高級煙草店を起業する」こと…? 頼りにする「友」と賭けられる「夢」がある。このゲームに負けはない――『ACCA13区監察課』のオノ・ナツメによる男たちの危険な人生狂騒曲、開幕。
気弱で恥ずかしがり屋の浪人・秋津政之助が、足踏み入れたるは裏稼業…? 新進気鋭作家が、本当の“絆”とは何かを問う、艶色大江戸絵巻!!
老眼鏡紳士がおもてなしする、至福のリストランテへようこそ――。大好評『リストランテ・パラディーゾ』の外伝的シリーズ、待望の第1巻!老紳士たちが織り成す、優しく心に染み入る、ハートフルストーリー。イタリア、ローマ市街にあるリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」は、マダムの趣味で、従業員はすべて老眼鏡紳士というちょっと風変わりなお店。老紳士たちのおもてなしが人気をを集め、日々女性たちのハートを虜にしています。このお店で働くのは、優しくて気弱なカメリエーレ長のクラウディオ、小言が多くめったに笑顔を見せないルチアーノ、陽気なムードメーカーのヴィート、もぐホッペが愛らしいソムリエのジジ、男らしく豪気なシェフのテオ……。魅力と色気あふれるリストランテの住人たちと、そこで出会う客たちとの人間模様。優しくて切なくてあたたかい、絆の物語です。
時は江戸時代。盗みを生業とする赤目一味の頭目・辰五郎の死に際に立ち会った弁蔵と宗次。辰五郎はふたりの手を取り「一味のこと、まかせた」とだけ言い残し、息を引き取った。しかし、ふたり以外に証人のいないこの遺言、結局跡目に据えられたのは頭目の弟分・甚三郎だった。姐さんによるこの采配に納得いかないふたりは、一味を去ることに。どこまでも向こう見ずな男・弁蔵と、冷たい眼差しの中に何かを秘めている宗次。あての無い旅ふたり旅、でっかいことをなしとげに出立したはいいが、行く先々で騒動が…!?『さらい屋五葉』のオノ・ナツメが描く、新感覚江戸活劇!