森野萌

恋を知らない女子高生・ほたると愛が重いイケメン男子高校生・花野井のピュアな初恋ラブストーリー。

「おはよう、いばら姫」のときから思っていたけど、ほんとに絵が上手…。細かい表情の違いを丁寧に描いている。花野井くんが涙流すシーンは美しすぎてスクショが止まらない！

プラス、ポエム力もめちゃくちゃ高い。登場人物の心情を表現する言葉選びが良すぎてエモすぎて、何回も読み直してます。

一匹狼の花野井くんが、ほたると付き合ってたくさんの人と関わることで、大事な人が増えて丸くなっていく成長物語でもある。

恋に疎い女子高生ほたるが、喫茶店で恋人にコップの水をかけられて振られる学校イチのイケメン花野井君と出会うことから始まる物語。
水に濡れたままベンチで哀しみにくれる花野井君を気遣ったことがきっかけで近づく2人ですが、花野井君はストーカー気質の過干渉。
恋を知らないほたると付き合っているフリからやがて…という作品。
主人公たち2人がやがて程よい距離感を見つける頃には彼女たちの周りの人達の人間関係も動き始めていて、高校生のまだ沢山のことが見えない、分からないながらも、つないだ手を頼りに家族や周りの人達に見守られながら少しずつ大人に成長していきます。

個人的には響ちゃんの彼氏を見守り、あまり人前ではベタベタしない、けれどしっかりと心が結ばれている感じがたまらなく愛しいです。