小さな相談も引き受ける、町の弁護士・武尾恵蔵。実家が喫茶店を営むアラサー女子・小堀結希。恵蔵の姉・真保と親友だった結希は、真保の死をきっかけにしょぼくれている恵蔵を気にかけ、食事に誘い始める。だが、以前から《ふたり》の間にあった微妙な距離感が食事の邪魔をする…… そこで結希が提案したのが「割りカン」だった。そのルールが《ふたり》の関係を次第に変化させていく──。実在の飲食店を舞台にした物語では「町のレストランでグラタン&カキフライ」や「人気のイタリアンでアクアパッツァ」、「思い出の焼肉屋でロースに白飯」などが登場。巻末では、それらのお店も紹介する。
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発刊: 2018.01.24 ~
完結・全2巻
新刊通知
a「空腹」を満たすためにはどこまでも、准教授は世界を喰らう。 TBS「クレイジージャーニー」で大人気の丸山ゴンザレス、初の漫画原作!! 自らの体験をベースにした「世界各国の食紀行」!!都内の大学で考古学・准教授を務めている鳥居祐造は、いつも担当教授の雑用処理ばかりの窓際職員。しかし、ひとたび海外に出れば、圧巻の行動力とフィールドワークの強さを発揮し、ガイドブックにはのっていない地域や街に入り込む。その原動力はズバリ「空腹」。スラムだろうと危険地帯であろうと、目的のメニューに辿り着くまで諦めない頑固者である。〈フィリピン・セブ島のプソ&レチョン〉〈台湾の18日ビール&じゃこチャーハン〉〈世界3大料理のひとつトルコ料理とサバサンド〉〈ニューヨークのイーストハーレムで食べるジャイロオーバーライス&ポークチョップヌードル〉など、鳥居は世界を食べつくす。