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1970年代ロボットアニメの名作コミカライズが、愛蔵版で復刊!1975年10月から翌年8月までNET系(現・テレビ朝日系)で放映され、『マジンガーZ』(1972〜)、『ゲッターロボ』(1974〜)シリーズと並ぶ東映ロボットアニメの傑作として知られる『鋼鉄ジーグ』。原作は、2019年7月にフランス政府から「芸術文化勲章シュバリエ」を贈られるなど、国際的な名声も高い永井豪。地上の支配をもくろむ太古の女王ヒミカ率いる邪魔大王国の復活を知った父・司馬博士の手によってサイボーグ化した主人公・司馬宙(しば ひろし)。ロボットの頭部パーツに変身し、磁石の力で他のパーツと合体して巨大ロボになるという、「合体メカ」と「変身ヒーロー」の2大要素を併せ持ったコンセプトに、永井豪一流の独創性が遺憾なく発揮されています。その後もアニメ続編『鋼鉄神ジーグ』(2007)の制作や、ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズへの登場などで、今も根強い人気がうかがわれ、海外にも輸出放映されて高評価を得ています。特にイタリアでは、1970年代に子ども世代のアイコンとなるほど人気が高く、『鋼鉄ジーグ』を作中の重要な要素として引用したイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(2015)は、同国で最も権威ある映画賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で最多7部門を受賞。日本でのアニメ初放送当時には、連動して少年誌・児童誌で複数のコミカライズ作品が展開されており、中でも、今回復刊される「冒険王」版(1975年11月号〜76年9月号)は、後に『初恋スキャンダル』(1981〜86、第31回小学館漫画賞)や『夏子の酒』(1988〜91)の大ヒットで知られることになる尾瀬あきらが作画を担当。「松本めぐむ」のペンネームで、すでに新人離れした画力と構成力が目を引きます。ダイナミックなロボット・アクションを展開する一方で、敵の攻撃により傷つき戦えなくなったジーグを非難する人間のエゴイズムや、それに翻弄され苦悩する主人公といった、単純な「正義」と「悪」の構図に収まりきらないテーマの深さや人間ドラマにも重きを置いたストーリー性が、本書の特色と言えます。 本作は、最初の単行本刊行から21年が経ち、入手困難であるため、復刊を待望する声が多くあげられていましたが、このたび、各回の扉絵なども初出スタイルのまま収録する[愛蔵版]として、あらためてファンにお届けします。(c)Go Nagai・Akira Oze/Dynamic Production 2019

『宇宙少年隊』の書影

宇宙少年隊

125

発刊: 2013.11.20 ~

既刊1巻

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『復刻版 チェンジ』の書影

復刻版 チェンジ

3.10

118

発刊: 2016.06.23 ~

通常版・他1作品

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『ライアンの娘』の書影

ライアンの娘

111

発刊: 2010.12.03 ~

既刊1巻

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『死せる王女のための孔雀舞』の書影

死せる王女のための孔雀舞

111

発刊: 2012.04.21 ~

既刊1巻

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坂田靖子氏・竹宮惠子氏推薦! あらすじ「あき家になっている祖母の家で雨宿りをしていた奇妙な青年“雨男”と出会った七生子。青年から、幼い日の七生子を知っているという思いがけない告白を受け…。」多感な少女の揺れ動く心を描き、読者の共感を得た人気連作“七生子シリーズ”のほか、代表作『ワン・ゼロ』の原型となった「夢喰い」、そして貴重な単行本初収録となる「マは魔法のマ」「一角獣にほほえみを」の2作品を収めた豪華作品集。巻末には、24年組の拠点で“女性版トキワ荘”ともいわれる「大泉サロン」の主宰者で、長年親交の深かった増山法恵氏による解説を特別収録。著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる“24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録作品:雨男/死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)/さらばマドンナの微笑/我はその名も知らざりき/夢喰い/あとがき/マは魔法のマ/一角獣にほほえみを/解説(増山法恵)

『この貧しき地上に』の書影

この貧しき地上に

105

発刊: 2012.12.20 ~

既刊1巻

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待望の名作復刻シリーズ第3弾! 古代ギリシャのクノッソス宮殿と現在を舞台に、出生の秘密を知った天才少年・最上清良の傷ついた心の惑いと再生をたどる、時空を超えたSFミステリー。人間の心の迷宮を書き出したシリーズ3編のほか、資産家を舞台に、本妻の息子と私生児の愛憎絡み合う葛藤を描く「おまえのやさしい手で」を収録。加えて冷徹な女帝とその寵愛を受けた青年のアンビバレンスな愛の物語「緑柱庭園(エメラルドガーデン)」を収めた傑作作品集。著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる“24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録作品:この貧しき地上に/青猿記/一陽来復/おまえのやさしい手で/一応 アトがき/緑柱庭園

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