3.53
738
発刊: 2003.10.24 ~
完結・全15巻
新刊通知
aフランス革命に始まり、イタリア戦役を経て、皇帝への道を駆け進む一人の英雄ナポレオン・ボナパルトの生涯を描く、壮大な英雄譚!! 血みどろ汗の臭いムンムンな一人の「漢」が、獅子のごとく吠える。吼える! フランス近代史重厚ストーリー!!
母に命じられて私立南陽学院に転入してきた爆乳女子高生・孫策伯符。天然ボケの性格に反してその強さ、荒削りながら潜在能力は計り知れない! 様々な思惑が渦巻く中、下される伯符抹殺指令。伯符は次々に現れる刺客に勝つ事ができるのか!?
三国志を題材としたバトルマンガ。 三国志に登場する英雄の魂が封じ込められた勾玉を受け継いだ高校生たちが激闘を繰り広げる内容です。 主人公は呉の武将・孫策の勾玉を受け継いだ女子高生「孫策 伯符」。 幼少の頃より母・呉栄に鍛えられていた孫策は、母より素性を隠すよう言われていたため、学校内では目立たないようにしていた。 ある日、亡き父の勾玉を受け継いで南陽学院に転入する際に、母より30人の闘士を倒すことを命じられる。 29人の闘士をなぎ倒し、最後の一人「楽就」の戦いで、孫策は返り討ちにあってしまう。 その後、呂蒙や左慈、董卓など、三国志でおなじみの武将が登場し、戦乱の幕が開く展開となります。 各キャラの勾玉にはランクがあり、単純に強いとランクは高いのですが、三国志演義で中心的な活躍をしたキャラほどランクが高い(強い)傾向にあります。 ストーリーもある程度三国志をオマージュしている様子ですが、ほぼバトルシーンなので、それほど三国志に詳しくなくても楽しめると思います。 ちなみに私の三国志の知識は、横山光輝三国志を一通り読んだレベルなのですが、ざっと魏・蜀・呉の三国が争っていたこと、蜀だと劉備玄徳、諸葛孔明、関羽、張飛、五虎大将軍、魏だと曹操、夏侯惇、呉だと孫策、周瑜、呂蒙など、加えて、後漢時代だと董卓や呂布がいること程度を知っていれば、読む上で十分と思います。 登場キャラのほとんどは女性で、三国志のキャラクターを女体化したイメージが近いです。 また、作中のキャラクターの服は非常に脆く、戦うとすぐにビリビリに破けます。 三国志のキャラクターの名前のグラマラスな女性キャラが半裸、あるいは全裸で飛び回り、開脚して蹴りを入れたり、すっ転んで股間をおっぴろげにするので困ったものです。 ちなみに三国志の名前の男性キャラもいて普通に戦闘に参加するのですが、こちらは全裸で戦うことはまず無いです。 女性の裸が頻繁に登場しますが、エロシーンは非常に稀で、男性キャラも全裸を目にしますが紳士的な態度をみせます。 絵はきれいでキャラクターも個性的なのですが、全裸過ぎてエロい目では見れなかったというのが正直なところですね。 バトルシーンが多く締める作品ですが、そもそもなぜ戦っているのかが読んでいてよくわかりませんでした。 キャラクターは個性的ですが、戦闘スタイルに個性は感じず、謎の格闘技術で圧倒し、ピンチになったら謎の力に目覚めて相手を倒すような場面が多く、バトル自体にも魅力が感じられなかったというのが残念なポイントです。 また、後半では、卑弥呼や武蔵坊弁慶など日本の偉人の魂を継いだ高校生が登場し、三国志でさえなくなります。 それ以前でも三国志設定はほぼ無いのですが、どうせなら史記や漢書から取ってくれた方が統一感あるのにと思わなくもなかったです。 新装版で読みましたが、2022年4月現在休刊により掲載誌が変わり、タイトルを『真・一騎当千』と変更して連載中です。 そのため、ラストは区切りをつけず、そのまま次回に続く終わり方になっています。 『真・一騎当千』は刊行ペースが緩やかなので、気長に追いかけようと思います。
by うにたべたい (525)3.06
605
発刊: 2018.01.30 ~
既刊13巻
新刊通知
a自転車を愛してやまないアオバ自転車店の峠一家とその周りの人々の人間模様が描かれた、自転車とヒトをつなぐ心温まるストーリー!毎回色んな自転車が出てきて知識もぐっと広がり、サイクリングがしたくなるシリーズ最新作!
昭和初期、東京本郷の地にて奇妙な生き物を扱う「四王天鳥獣商」なる商店があり……! ? 不可思議な生き物の飼い方教えます。飼育系あやかしストーリー!
00年代初頭から中期、秋葉原が電気街からオタク街へ変遷を遂げ、スマートフォンがまだ普及していない、ある意味、オタクが最も香ばしかった時代。 そんな時代に描かれたオタクを題材にしたマンガ作品。 主人公は熱血妄想オタク野郎「山本 一番星」。 ヤマモトはある雨の日に捨て猫にカサを預けるも、後で猫耳少女になって恩返しに来なかったことに憤り、彼が描いていたストーリーを叫びながら教室で暴れまわる。 その挙げ句、その子猫を拾った少女に猫耳の幻覚を見て、少女(ステファニー)をさらって帰ろうとするというヤバい展開で始まります。 萌えを題材にしていますが、メインキャラは暑苦しくてキモいオタクの集団であり、上級者向けの内容と思います。 ヤマモト以外にも、生身の女は気持ち悪いと言い放つフィギュアマニアの渡辺、メガネっ娘教団の教祖・南雲、そして、序盤は普通の青年として登場したが、"裏松下"という欲望の権化を内包する松下などなど、現実に存在したら決してお近づきになりたくない変態たちがわんさか現れて、熱い妄想バトルを繰り広げます。 秘密組織「日本国政府フェチ撲滅機関」による襲撃や、特殊工作員による秋葉原襲撃、オタクたちの妄想刑務所への収容、それら魔の手から妄想戦士たちが立ち上がり、オタクたちの熱い滾りがより固まった通称・萌玉を放つという激しい作品です。 共感はできない、否、してはならないと思いますが、描かれる彼らの脳内シチュエーションには思わず"なるほど、一理ある"と頷いてしまうこともあり、一概にキモいと切って捨てるにはどこか心が引っかかるものがありました。 健全な男であれば、大なり小なり都合の良い展開で自分を慕う女人が現れて、なんだかんだでエロい展開になったりする妄想を育むはずで、大きな声で話せない好みのシチュエーションを、欲望顕に垂れ流す、そんなマンガです。 目を背けたくなることはあれど、読む人が読めばニヤニヤしてしまうと思います。 デ・ジ・キャラットなど、当時流行していたアニメのパロディが出ては来ますが、それほど多くなく、今読んでも楽しめます。 今も昔も本質的には変わりないと思いますが、検索サイトの検索結果から個人ブログやHPが消失し、スマホやSNSが生活の一部になった今、ファッションではない心からの妄想戦士の姿はどこか懐かしさを感じました。 電気街のエロゲショップや同人ショップを仲間たちと練り歩いたあの日の熱い思いが失われたと感じた貴殿におすすめしたい一作です。
by うにたべたい (525)自らの種族が失ったテクノロジーを取り戻すために太陽系第3惑星にやってきた異星人ムームー。平凡な大学生の日常は彼がやってきたことにより崩壊し!?1匹の猫が地球を揺るがす!?宮下裕樹がお届けするスーパースペクタクル×家電あれこれ×コメディ!