魔法士(コードキャスター)と神姫、少年と少女が織り成すアクションバトル漫画! 主人公「暁 悠真」は幽霊が出るという七不思議が伝わる桜の木の下で黒い子犬を探す銀髪の少女と出会う。訳が分からないままに彼女と別れた悠真だが、その後幼馴染のみなかと旧校舎で謎の化け物に襲われる。絶体絶命のピンチを救ったのは先ほど出会った銀髪の少女だった。銀髪の少女「久我宮 叶奏」は自らを魔法士の最高位「アデプト」と名乗り、悠真との再会をほのめかして去っていく。混乱しながらも自宅に戻った悠真は衰弱した黒犬を見つける。助けた黒犬に「クロ」と名付けたその時、クロが犬から人間の少女の姿へ変身し、悠真を自らの主人と呼ぶが…? 叶奏とクロ、アデプトと神姫、この二人との出会いをきっかけに悠真の日常は大きく変化していく、といった感じのストーリーです! あらすじはうえで書いた感じですが、物語はそれまで普通の日常を送っていた少年が二人の少女と出会い、未知の世界へと足を踏み入れていく王道のアクションバトル漫画です!作中の世界観やキーワードについては物語の中で分かりやすく説明されており、読みながら主人公と同じペースで理解することができます。 作品の見所はまずアクションシーンです!「コード」と呼ばれる魔力を使ったバトルシーンは迫力があって面白いです!アクションもわかりやすく描かれており、戦う悠真や叶奏はとてもカッコいいです!1巻では特に叶奏のバトルシーンが多いですが、コードを使った遠距離砲撃にゴーレムの使役、自身の身体を強化した肉弾戦や武器化した神姫での必殺の一撃など、多彩なアクションシーンを見せてくれます。 そして魅力あるキャラクター達も大きな見所です!勇気と行動力を持つ主人公の悠真、悠真を魔法士の世界へと導いていく叶奏と彼女の神姫である十六夜、悠真の神姫で彼を主人と呼び慕うクロ、悠真の幼馴染でオカルト大好きなみなか、たくさんの魅力的なキャラが出てきます!私が好きなのはメインヒロインの一人である叶奏です!かわいさに戦う時のカッコよさ、時折見せる子供らしさやかわいい女の子を前にした時の暴走っぷりなど、1巻の時点でたくさんの表情を見せてくれて素敵でした!彼女のパートナーであり保護者のような一面もある神姫の十六夜とのやり取りも好きです。叶奏と十六夜の信頼関係も伝わってくるし、十六夜の前で見せる年相応の子供らしさがかわいいです!ミニスカートの制服姿でかなり大きな動きのアクションもこなす大胆さと無防備さも素敵でした!悠真を慕うクロも明るくてポジティブで無邪気な可愛さがあってかわいいです!みんなかわいいです! 魔法の世界に足を踏み入れた悠真がこれからどんな選択をするのか、クロや叶奏、みなかとの関係性はどうなっていくのか、今後の展開が楽しみになる1巻でした。あと女の子たちのサービスシーンもたくさんあります!まだ1巻が発売したばかりで物語にも入っていきやすいので、アクション漫画、かわいい女の子が出てくる漫画が好きな方は是非読んでみてください!!
by がんも (9)岡部倫太郎――通称オカリンは、いまだ厨二病から抜け出せない大学生。「未来ガシェット研究所」というメンバーわずか3人のサークルで、ヘンテコ発明品を作る日々を送っていた。しかし、偶然にも過去へメールを送る「タイムマシン」を作ってしまった事で、世界を巻き込む「大事件」が起こってしまう――!!「感動の大作」として各所で話題沸騰の大人気科学アドベンチャーゲームのメインルートを、実力派さらちよみが堂々コミカライズ!
シュタインズ・ゲートの10周年記念として、シュタインズ・ゲートのマンガ版がいくつか無料公開中なので読んでみました。 ちなみに私は、シュタインズ・ゲートは最初のものだけPCでプレイ済み、アニメ版も視聴済みです。 "脅威のマッドサイエンティストで、とある機関に狙われている"という設定の厨二病拗らせた大学生・鳳凰院凶真こと「岡部倫太郎」が本作の主人公です。 ある日、彼はタイムマシンの開発に成功したという発表を聴講するのですが、その内容は2000年にネット上に現れた"ジョン・タイター"の記載をパクったものだったため、岡部は壇上の博士を糾弾します。 その帰り、不振な音を聞いて駆けつけた岡部は血まみれで倒れている女性を発見します。 震える手で友人にメールを送ったところ、その瞬間、世界は歪んで変わり、岡部は1人、無人の秋葉原に立たずんでいた、という展開です。 実際は人は消えておらず、"いつの間にか宇宙からビルに落下していた人工物"のために避難していただけだったのですが、その後、死んでいたはずの女性「牧瀬紅莉栖」が傷一つなく現れるなど、彼にとって不可解な事象が発生します。 そして岡部が友人に送ったはずのメールは、想定よりずっと過去に届いており、この"時を超えたメール"が発端となって、厨二病の設定ではない、本当の"組織の陰謀に狙われる"ことになるというストーリー。 アニメもゲームもリアルタイムで楽しんだたため、随分昔なのでうろ覚えなところもありますが、マンガ版の内容は原作にとても忠実だったと思います。 原作はストレートにやっても何日もかかるほどの文章量ですが、コミックス3冊でキレイに収まっていて、各話読む度に非常に懐かしい思いがしたのと、改めて、シュタゲおもしろい!となりました。 ただ、長編をコミックス全3巻で収めているため、色々端折っている感じはありましたね。 設定的なところだと、岡部のドクペ好き設定や椎名まゆりの口癖などが作中ほぼ描かれなかったり、牧瀬紅莉栖がリアルで2ちゃん用語を連発する痛い子設定もなかったように思います。 また、"ゲルまゆ"やタイムリープを繰り返し精神がすり減る展開、有名な「失敗した失敗した」などがさらっと流されていて、原作に比較するとインパクトにかけていると思いました。 ゲームでいうところのスタッフロール後の展開も含めてコミカライズしているので、ゲームもアニメも長いという方には、サクッと読めて良いと思います。 ただ、マンガ版は端折ってる感じがあるので、私的にはマンガ版より、アニメかゲームの方がオススメです。
by うにたべたい (528)