大麦、ホップ、水。3つの材料から豊かな文化を築き上げてきたビール作りの物語、それが『ネコと鴎の王冠(クローネ)』。一風変わった題名の作品ですが、「ネコ」と「鴎」は主人公の男女をイメージしたもの。そして、少し高い位置からビールを注ぐと、美しい泡の王冠(クローネ)が生まれます。物語の舞台はダッハカンマー醸造所。見習い(アツビ)として働くクロウ・アイダは幼なじみのアンナ・ヴィンターとともに、職人(ゲゼレ)、そして親方(マイスター)になるべく、ビール作りを学び始めました。空港のビアホール、巨大なビール釜、純粋令、民族衣装(ディアンドル)、旧式の打栓機や麦芽の買い付けにいたるまで――。クロウとアンナといっしょに、ビールにまつわる大きな文化をひとつひとつ学んでいきましょう。そして、意外なことに、ふたりのお話はこの1冊でひとまずおしまい。物語は新しい主人公を迎えた続編『キツネと熊の王冠(クローネ)』へと続いていきます。そう、この連載には『王冠(クローネ)』シリーズとして主人公が移り変わりながら、さまざまな醸造所、さまざまな時代、さまざまなビール作りを描き連ねていく、連作形式となる計画があるのです。
3.14
160
発刊: 2020.11.05 ~
既刊6巻
新刊通知
a妖精の悪戯によって取り替えられてしまった貴族の赤ん坊と庶民の赤ん坊。貴族として育てられ、13歳に成長したアンナは家族の中で自分だけ容姿が似ておらず、魔法がうまく使えないことに日々悩んでいた。そんなある日、目の前に妖精が現れ、すべてを告げられる。迷い、悩みながらも一歩ずつ前に進もうとするアンナに無情にもその時が迫る――。WEB発の大人気小説が待望のコミックに!
姉の病を治すため精神を癒すという魔術診療所にやってきた青年・レオ。そこで出会った魔術師・オズワルドに認められ、患者の精神世界へと足を踏み入れる。狂気に満ちた世界で、患者の心を救うことが出来るのか――。