大岩ケンヂさんの作品の書影

大岩ケンヂ

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作品数:6

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プロフィール

大岩 ケンヂ(おおいわ ケンヂ、本名:大岩賢次、1978年 - )は、日本の漫画家。群馬県生まれ。男性。代表作は『NHKにようこそ!』(原作:滝本竜彦の同名小説)。一部作品では「大岩ケンジ」と「ケンヂ」の「ヂ」が「ジ」になっていたり、「大岩賢次」名義となっていたりすることがある。

大岩ケンヂの作品

一覧
『GOTH』の書影

GOTH

3.22

1657

発刊: ~

完結・全1巻

 「殺人事件や拷問の方法など 人の冷たくデリケートな側面を渇望する 私たちのような人間は時に“GOTH”と呼ばれる」。この「GOTH」である「僕」と森野夜のふたりが、遭遇する猟奇的な事件を描く連作短編集。乙一による6話で構成される同名小説のなかから4話を選んで漫画化したもの。 <p> 「『小説のイメージどおりだ』という声がいくつも寄せられた」と原作者の乙一があとがきで書いているように、黒髪の美しい少女、森野夜のキャラクターに引かれる人も多いだろう。だがもうひとりの主人公、「僕」のキャラクターはさらに印象深い。いつも事件を解決に導く「僕」であるが、彼は決してヒーローになりたいわけではない。暗がりを見たいというその思いだけが、彼を突き動かし核心へと連れて行くのだ。 <p>   あらゆるものの手を切断して冷蔵庫に保管する教師の話(「リストカット事件」)、人間を土の中に生きたまま埋めることに執着する男の話(「土」)など、苦手な人には耐え難い(好きな人にはたまらない)表現が続く。ビジュアルでは本書最大の見せ場ともいえる凄惨な死体の様子が描かれているのは、「暗黒系」。執拗なまでに丁寧に描かれたそれは、恐怖を忘れて見とれてしまうほどの完成度である。また、どの話にも必ず巧みな「裏切り」があって、謎解きのおもしろさも存分に与えてくれる。特に森野夜の過去の事件を描いた「記憶」には大きな裏切りが用意されていて、4話で完結するマンガ版の、最終話としてきれいに全体をまとめている。(門倉紫麻)

『NOEL』の書影

NOEL

339

発刊: 2016.10.6 ~

完結・全2巻

幼女×オッサンのアクションコメディ逃走劇――!? ヨーロッパを二分する大国同士がにらみあう世界。少女・ノエルは、不老不死の手術を受けたピエトロとともに逃亡を図る。某名作映画を思わせる少女とオジサンのコンビが活躍するアクションコメディ!

『99ハッピーソウル』の書影

99ハッピーソウル

311

発刊: 2005.4.3 ~

既刊1巻

モノに宿る九十九神、瑞穂坂女学院に入学した科月ユキジの同居人・タマキチは、何と電動コケシの九十九神だった。学園に潜入して騒動を起こすタマキチのせいで、ユキジの青春はお先真っ暗…。初オリジナル作品集!

妖精の悪戯によって取り替えられてしまった貴族の赤ん坊と庶民の赤ん坊。貴族として育てられ、13歳に成長したアンナは家族の中で自分だけ容姿が似ておらず、魔法がうまく使えないことに日々悩んでいた。そんなある日、目の前に妖精が現れ、すべてを告げられる。迷い、悩みながらも一歩ずつ前に進もうとするアンナに無情にもその時が迫る――。WEB発の大人気小説が待望のコミックに!

作品レビュー

一覧
mat2さんのアイコン

mat2

mat2
1年前

2.5

3巻まで読みました

とにかく妖精のいたずらとやらにいらつく
絵は個性的で人を選ぶ

貴族から庶民になったので、婚約を解消されました!

レビュー(16)件

既刊5巻

3.0

8巻まで読みました

8ない

NHKにようこそ!

レビュー(58)件

完結・全8巻

4.1

8巻まで読みました

2002年に書かれた滝本竜彦氏の小説を原作にしたコミカライズ作品。
ただし、原作小説準拠なのは序盤のみで、中盤からオジリナルキャラやオリジナル展開の比重が大きくなります。
作品自体も、(原作も大概ですが)ダメさがパワーアップしている感じがあり、原作小説とは別の楽しみ方ができるコミカライズだと思います。

原作小説の装丁は『NieA_7』や『灰羽連盟』などの安倍吉俊氏ですが、コミカライズは別の方が作画しています。
作画担当である大岩ケンヂ氏の作品を読んだのは初めてですが、女の子は可愛く、オタク青年は薄暗く描けており、個人的には本作の雰囲気的に、コミカライズするなら安倍吉俊氏よりもあっていると感じました。
オリジナル部分も面白く、良コミカライズだと思います。

原作小説既読ですが、読んだのが昔のためだいぶ忘れている状態で読み始めました。
地元北海道より大学進学のために単身上京したが、その後中退し、親からの仕送りを受け取ったまま4年間ひきこもり生活を続けているニート青年「佐藤達広」が本作の主人公です。
対人恐怖症で、人と対面すると妄言を吐き散らして止まらなくなる習性を持つ佐藤の家に、ある日、宗教団体の勧誘が訪れます。
テンパってわけがわからないことを叫び暴れる佐藤に恐れをなした宗教勧誘の女性2人連れは逃げ出すのですが、その1人「中原岬」は、佐藤をひきこもりから救うため、「プロジェクト」を遂行します。
詳細のわからない「プロジェクト」を進める岬に言われるがままカウセリング的な何かを行われる佐藤だが、ある日、同じアパートに住む後輩の「山崎薫」に、一緒にクリエイター(エロゲー作る人)にならないかと誘われる、という内容です。

作者のひきこもり経験を元に書かれただけあって、オタクの妄想逞しい内容となっています。
対人恐怖症のひきこもりニートに美少女がつきまとったりすることはないですが、本作ではエッチでかわいい等身大の美少女が"言い訳だらけで行動しない男"である佐藤につきまといます。
ただ、佐藤くんの性根は腐りきっているので、岬ちゃんの献身的な介護(?)にも関わらずグダグダした日々を暮らして、自殺サークルに巻き込まれたり、ゲームを作ってると言いつつ何もしていなかったり、実家に引き戻されて反省するもやっぱり何もしなかったりします。
一方の岬ちゃんも結構アレな人種で、全体的にめんどくさい人たちがアレヤコレヤでスッタモンダするストーリーとなっています。

サブキャラクター同士が実はつながりがあって、サブキャラクター同士の裏のストーリーで感情の変化が起こり、佐藤や岬、山崎に影響を与えるような展開があり、非情にうまいと感じました。
また、ご都合主義のような始まり方ですが、トントン拍子に展開はせず、かなり迷走します。
ラストも、簡単にはハッピーエンドにしてくれない感じを受けました。
ニートのひきこもりのところに美少女がやってきて幸せなキスをして終了みたいな展開だとあまりにも痛々しいので、本作の終わり方は個人的には良かったと思います。
ただ、それでも都合が良いと思わせる決着となっているので、現実を直視せずN・H・K(日本ひきこもり協会)の陰謀に巻き込まれてしまったガチ勢にはおすすめしづらい作品です。

NHKにようこそ!

レビュー(58)件

完結・全8巻

3.6

8巻まで読みました

NHKにようこそ!

レビュー(58)件

完結・全8巻

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