大岩 ケンヂ(おおいわ ケンヂ、本名:大岩賢次、1978年 - )は、日本の漫画家。群馬県生まれ。男性。代表作は『NHKにようこそ!』(原作:滝本竜彦の同名小説)。一部作品では「大岩ケンジ」と「ケンヂ」の「ヂ」が「ジ」になっていたり、「大岩賢次」名義となっていたりすることがある。
「殺人事件や拷問の方法など 人の冷たくデリケートな側面を渇望する 私たちのような人間は時に“GOTH”と呼ばれる」。この「GOTH」である「僕」と森野夜のふたりが、遭遇する猟奇的な事件を描く連作短編集。乙一による6話で構成される同名小説のなかから4話を選んで漫画化したもの。 <p> 「『小説のイメージどおりだ』という声がいくつも寄せられた」と原作者の乙一があとがきで書いているように、黒髪の美しい少女、森野夜のキャラクターに引かれる人も多いだろう。だがもうひとりの主人公、「僕」のキャラクターはさらに印象深い。いつも事件を解決に導く「僕」であるが、彼は決してヒーローになりたいわけではない。暗がりを見たいというその思いだけが、彼を突き動かし核心へと連れて行くのだ。 <p> あらゆるものの手を切断して冷蔵庫に保管する教師の話(「リストカット事件」)、人間を土の中に生きたまま埋めることに執着する男の話(「土」)など、苦手な人には耐え難い(好きな人にはたまらない)表現が続く。ビジュアルでは本書最大の見せ場ともいえる凄惨な死体の様子が描かれているのは、「暗黒系」。執拗なまでに丁寧に描かれたそれは、恐怖を忘れて見とれてしまうほどの完成度である。また、どの話にも必ず巧みな「裏切り」があって、謎解きのおもしろさも存分に与えてくれる。特に森野夜の過去の事件を描いた「記憶」には大きな裏切りが用意されていて、4話で完結するマンガ版の、最終話としてきれいに全体をまとめている。(門倉紫麻)
妖精の悪戯によって取り替えられてしまった貴族の赤ん坊と庶民の赤ん坊。貴族として育てられ、13歳に成長したアンナは家族の中で自分だけ容姿が似ておらず、魔法がうまく使えないことに日々悩んでいた。そんなある日、目の前に妖精が現れ、すべてを告げられる。迷い、悩みながらも一歩ずつ前に進もうとするアンナに無情にもその時が迫る――。WEB発の大人気小説が待望のコミックに!
オルハ
oluoluhaシン
shin