無法地帯となった街――ユキは親友テツとともに、弟ジュンの入院費を盗むため、青道会の事務所に飛び込むが失敗。素人のガキがたったふたりで侵入したことを面白がった青道会若頭・兵藤一鷹は、ユキに、週一度事務所を訪れれば入院費を出すと持ちかける。受け入れたユキは、兵藤のもとを訪ねるが……。
日本縦断の旅に出た矢先、初対面の美女に船から突き落とされた北原南。なんとか泳ぎ着いた島には、眼鏡の青年が待ち受け、南に「合格だ」と言う。死なずにこの島に辿り着いたからここで雇ってやると言う青年は、この島・天国島の番人(オーナー)・天間夕凪。「今日からお前は俺の下僕だ!」と言い放たれ茫然とする南。その島の住人である犬や鳥などの「獣人」たちと島の仕事をし始めた南は、夕凪が夜の海で、水浴びしているのを目撃する。それは“客”を迎え入れるための禊だ、という夕凪。“客”とは一体? そしてこの島は何のためにあるのか? 謎が多すぎて戸惑う南だったが!? 電子限定おまけ付き!!