内気な少女・海果の悩みは、極度のあがり症でうまく話せないこと。彼女はいつしか友達作りを諦めてしまっていた。そんなある日、転校生のユウが現れる。なんとユウの正体は宇宙人で、「おでこ」同士をくっつけると、相手の気持ちを理解できる「おでこぱしー」の能力を持っており……!?新進気鋭の作家・大熊らすこが描く、"百合"と"宇宙"のめくるめく青春ストーリー。
1巻収録分までで休載が4回、その後も単行本作業の名目で連続2回と割と休載が多く、1巻が出るまでは1年半かかったのでした。 旧作と舞台は地続きにはなっているものの、本作中でのHTTにはたいした存在感がなく(つながっているのがむこうも1巻のエピソードだからかな)、シリーズとしてくくられるのに違和感を覚える程度に別の話になっています。 音楽(というか曲の描写がないので楽器)6割くらいの安定した日常まんがの趣で派手さはない気がしますが、この雰囲気は続いてほしいかななんて思います。 旧作のような商業展開を望むかというと迷うのです。もっとも、それでまた当てようというような野心は、よくも悪くもこの1巻からは伝わってきませんが。
by さくらめぷりあ (25)