極端に男性の出生が減少した世界。女性たちは貧富・身分の差から、子供を産み育てられる身分と労働に従事することで一生を終える身分に大きく分けられていた。姫に仕える恋塚は、叶わぬ想いを胸に秘めて生涯を終えようと思っていた。姫の隣国の女王への輿入れが決まるその日まで。傲慢で、冷酷な女王に人身御供のように嫁ぐことになった姫は、それでも恋塚に頼ることはなかった。人形のように孕まされる役目を負った過酷な姫の運命を案じ、婚姻記念式典の日恋塚はある計画を実行する-。女と女の世界を描く「Vespa」と思春期少女のセカイと未来を描く「インソムニアガール」を収録した、渾身の作品集。
3.00
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発刊: 2014.06.19 ~
完結・全1巻
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a「あたしユメカがすきなの」。学祭の準備が終わり、皆での帰り道に突然背後からかかった声。後ろにいたクラスメートのうち、誰が言ったのかわからないユメカは、それから頭を悩ます日々を送っていた。頼りになる親友、明奈にだけ相談しようかと思うユメカは一緒にお化け屋敷に入って…[ストレンジ・フレーバー]儚気な少女に告白された美術部部長。舞い上がるけど、ある日少女と同じ顔をした子に、冷たい表情で拒絶されて驚く。双子の姉を名乗る少女に、「妹に近づくな」と宣言されるが…[解ケヌ鎖]そのほか、失恋から立ち直れない隣の汚部屋お姉さんを思い続けるjkの[ネムレルモリ]、女優の幼なじみとの恋に自信が無くなる少女の戸惑いを描く[Dear…]、学園内、団地内カーストを蹴り上げる少女たちの[箱の中の姫君]に加えて描き下ろし[夏の終わりに]も収録。オンナノコのキラキラした気持ちとビターな戸惑いが詰まった傑作作品集。
引きこもりの元いじめられっ子、志乃の唯一の救いは羽南。 女神のように眩しく感じていた羽南の笑顔の裏にあるものを知った志乃は……。 表題作『最低女神』を初めとして、女の子同士ならではのほの暗く湿度の高い感情のやりとりが詰まった一冊。 さらに雑誌未掲載作品、心抉る『プラチナサンディ』、鮮烈な『おかえりなさいのつくりかた』も収録。