2012年09月30日発売
2巻
読後萌える、というより哀しくなってる
これだけレビューあるなかで細かい表現についてはいろいろあるとして。
はたして十亀はあまりにも打算的、かつ自捨的に万が自分に近づいてる事に気づけているんだろうか、と。
でも三十路のゲイで、そもそも出会いからして最悪なノンケの高校生がうまいこと横で抱かれてるなんてファンタジー、普通信じないだろうけど。
そうなると自分を断って女の子と話してる万を見るのは諦め含む覚めた哀しみになる。
もし、そんなファンタジー信じてるような人なら大混乱だけど、たぶんそういう展開になるには十亀は大人過ぎる。
そして自爆的な策略をかけておきながらいつの間にか抱かれてる事に安心感を覚えつつある万。
彼がおぼえてる感情はたんなる父親にたいする子供のように寄り掛かるものなのか、単なるミイラ取りがミイラなのか。
正直言って、この一巻にはまだお互いがお互いにとってなんなんだ。というところにもついてなく思う。
どの位時間かけてこれをどこにもっていくんだろう。
そしてそこまでちゃんと本は出るんだろうか。
いろいろ不安。【This item is excerpted from "http://www.chil-chil.net/top/". 】