バジリスク 〜甲賀忍法帖〜

せがわまさき山田風太郎

3.64

8137

発刊:2003.05.02 〜

完結・全5巻

『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜(1)』巻の書影
『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜(2)』巻の書影
『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜(3)』巻の書影
『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜(4)』巻の書影
『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜(5)』巻の書影
きよきよさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.64

281件の評価

4.6

原作は1959年に書かれた、山田風太郎氏の歴史小説。
原作小説はエンタメ性に優れていて、小説・漫画・アニメなどの歴史において重要なポジションを持つ作品として有名です。
伊賀と甲賀の2つの対立した忍の一族があり、それぞれ選出された10人の忍者、合計20人の忍者が戦う物語で、各人は人知を超越した能力を持っています。
今でいう能力者バトルの走りのような作品で、個性豊かな忍びの者が生き残りをかけて殺し合う内容です。

服部半蔵に率いられる2つの忍軍"甲賀卍谷衆"と"伊賀鍔隠れ衆"は、数百年来の恨みを持つ敵同士であったが、両門争闘の禁制の令のより、かろうじて和平を保っていた。
ある日、伊賀と甲賀、両軍の首領を城に呼び出した徳川家康は、天海の提言に従い、自分の世継ぎ争いの代理として、甲賀と伊賀それぞれに10人の忍びを選出させ、世継ぎ争いの代理に戦わせる旨の使命を下す。
ストーリーは甲賀の首領・甲賀弾正の孫、弦之介と、伊賀の首領・お幻の孫、朧が中心に展開されます。
この2人は恋仲であり、2つの忍軍の鎹となる存在でしたが、この命により想いと裏腹に敵味方に別れることになりました。
そのロミジュリ的展開もストーリーを引き立てる重要な要素だと思います。

絵は濃口で、特にキモイ系の男の描写が激しいです。
なぜか家康のあごに金玉を描く始末なので、キレイなものを見てきたお嬢さんにはオススメできない絵柄だと思います。
ただ、女性キャラはムチムチしててエロく、特殊なバトルの描写も非常にうまいです。
また、5巻と巻数も少なく、個性的なキャラがテンポよく死んでいくので、とても読みやすかったです。
アニメも評判が良いので観てみようと思います。

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