玻璃の花1

稲荷家房之介

60

発刊:2016.12.01 〜

完結・全2巻

玻璃の花1巻の表紙

2016年12月01日発売

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『玻璃の花(1)』巻の書影
『玻璃の花(2)』巻の書影

玻璃の花(1)のあらすじストーリー紹介

ある日、ひとりの僧が子供を助けた。それは雪の夜に生された呪縛──獣の刻印を持つ下法師・蘆屋道満は右大臣・小野宮の依頼を受け三条天皇を呪う術者を始末したが、帝の容態は悪くなる一方だった。人のような獣のような怨霊の仕業という祈祷師の言葉に道満は安倍晴明の影に気づく。そんな折、高野の奥に隠された「玻璃の堂」に封じ込められている瑞慧阿闍梨は、残禍に苦しんでいた。獣の血を引く子・イツの命と引きかえに双子の兄、春宮・敦明にかかる一切の厄災をその身に受ける生きた人形[ヒトガタ]となっていたからだ。そのうえ、瑞慧はイツと暮らした幸せな日々も、イツの記憶すら失っていて──!?

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