完結版 デメキング

いましろたかし

3.46

417

発刊:2007.07.19 〜

既刊1巻

『完結版 デメキング(1)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.46

6件の評価

2.7

ビジネスジャンプで連載されていたが、連載途中で打ち切りとなり、打ち切りの数年後に単行本化し、さらに数年過ぎてラスト数ページ加筆されたのが、完全版と銘打たれた本作です。
完全版である本作発売の数年後に映画化されました。
映画が特撮映画というところで私のアンテナに引っかかり、その原作漫画である本作の感想を色々読んでみると評価する声が多く見られたたため、興味が出て読んでみました。

内容はゴリゴリのガロ系です。(ガロで掲載されていたわけではないですが)
ストーリーは非常に説明しづらいのですが、ある男が怪獣を倒すため戦う話、ということでいいのだろうか。
手元のコミックの帯には「未知なる怪獣と戦う男!!」というアオリが記載されているので要約すればそういうことでいいのだと思います。
ただ、作中「怪獣」は数ページ、それも足だけしか表示されず、見えているのは主人公だけ、物語を追っている読者としても怪獣の出現は主人公の妄想なのか現実か判断がつかない感じになっています。
妄想と片付けるには不可解に取れるシーンがあり、つながっていないようでつながっているようで、やっぱりつながってないんじゃないかと勘ぐりたくなるストーリー展開です。
正直、人を選ぶ作品だと思います。

ストーリーの最初の舞台は1969年 瀬戸内安芸ノ浜市。
そこに暮らす高校生3年生・蜂谷浩一が本作の主人公です。
蜂谷は自身を天才と思いながらこの街でぼんやりと過ごし、漠然となにかすごいことをやりたいと考えているが具体的なものはない青年です。
高校卒業後、流されるようにテーマパークで働き始めますが、そんなある日、海辺で紙の入った瓶を拾う。
瓶を開封し半紙を広げると今まで見えなかった怪獣・デメキングが地球を破壊する光景が見え始める。
そこで怪獣に踏み潰された子供が、自分の知っている少年の未来の息子であることに気づいた浩一はそれがただの幻覚でない、未来の世界であることに気づくというストーリー。
というか、正直なところストーリーが理解できたのがそのあたりまでで、以降は、何をすればわからなくなった鉢屋がダメ人間になって、東京に出て結局何もしない話になっています。
連載時には仲間と飯を食いに行くシーンで打ち切り終了となりますが、完全版である本作はすごい衝撃の展開を加筆し終了します。
この終わり方は賛否の賛の方を聴くことがなく、唐突に打ち切られた漫画を十年単位の時を経て数ページの追加でちゃんと完結させろというのも無茶な話なので仕方ないっちゃそうなのかもしれませんが、伏線も何もない突然過ぎるカミングアウトで幕を閉じるため、普通に「はぁ?」となります。

好きな人はすごく好きなんだろうなというのも分かるのですが、総評として個人的にはいまいちでした。
サブカル好きな層には受けそうな気がします。
映画をこの後見ようと思うのですが、果たしてこの作品を映画作品としてどうまとめてくれるのだろうか。

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