ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編

竜騎士07

3.46

1913

発刊:2008.12.22 〜

完結・全6巻

『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編(1)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編(2)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編(3)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編(4)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編(5)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編(6)』巻の書影
いかさまさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.46

58件の評価

4.1

6巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に・解」3作目、皆殺し編のコミカライズ。
考察班の反感を買った、まさかの人物・古手羽入登場の巻です。
過去章の裏の話などではなく、完全に新章ですが、ゲームプレイ時には鬼隠し編で圭一が聞いた足音などの伏線回収のシーンがあったように思いましたが本作中に描かれていなかったです(うろ覚えなところもありますが)。
その他、羽入登場により説明可能な事象のネタばらし部分が大きく割愛されているように感じました。
過去の怪奇現象の説明が十分されていないと感じるかもと思いましたが、完全にコミックス読みの方的にはどうなんでしょうね。
ただ羽入の登場や、ヤマイヌと呼ばれる特殊部隊の存在、雛見沢症候群というご都合主義な奇病というむちゃくちゃな伏線回収が本作で行われるため、些事は割といいと思えるかもしれないです。

主役は古手梨花です。
実は同じ世界を何周もしていた彼女は、ありきたりな展開と自分が殺される未来に、既に諦めを持っていましたが、過去の出来事から学習して行動するような部活メンバーの動きに、いつもと違うものを感じる。
振ったサイの目が6ばかり出るようなその世界で、未来を手にするためにもう一度足掻く決心をしたのだが、という展開です。
本作は最初に述べたような、作品全体に関わるとんでもない説明が登場し、当時、ネット民のバッシングの声が少なからずあったことを記憶しています。
ただ、まあ私的にはもはやそれ以外説明できるものはないのではと考えていたので、基本的に「ふーん」と思っていました。
ですが、角の生えた美少女が「オヤシロ様なのです。あぅあぅ」と現れたのはさすがにたまげました。
これにより、ひぐらしはもういいやとなって、最終章はゲームでやらないまま今日に至ってます。
そのため、次回作は私、完全に知らない内容なので、非常に楽しみです。

本作もラストはバッドエンドです。
ただ、事象の説明はほぼ済んでいて、次回、最終章に向けた終わり方になっています。
圭一達は、彼らが望む結末へ進むことができるのか。祭囃し編も楽しみです。

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