ひぐらしのなく頃に 宵越し編

竜騎士07

3.22

1410

発刊:2007.01.27 〜

完結・全2巻

『ひぐらしのなく頃に 宵越し編(1)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に 宵越し編(2)』巻の書影
いかさまさん、他1人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.22

45件の評価

3.7

2巻まで読みました

コミカライズ版の「ひぐらしのなく頃に」で、漫画オリジナルストーリーです。
本編の外伝的な作品で、本編のバッドエンドを迎えた数年後の雛見沢村を舞台としています。
火山性ガスの噴出により村民が死に絶え、長年に渡り全域封鎖となった末、ようやく立ち入りが許可されるようになった雛見沢村に、ある事情から仲間と車でやってきた乙部彰は、1人はぐれて雨でぬかるんだ山道を歩いていた。
そんな中、着物姿の謎の女性に遭遇する。
彼女は自身を「園崎魅音」と名乗り、一緒に村に行くことになる、という展開です。

作画はみもり氏。
線の太い独特なタッチで、終始シリアス展開の本作には合っていると思います。
部活メンバーは登場せず、無意味に熱い展開やグロいシーンなども無いので、ひぐらしのコミカライズの中では地味目な作品だと思います。
舞台は平成で、キャラも一新されており、ストーリーもひぐらし本編の謎のTIPSとなっているわけでも無いです。
また、園崎家の家宝なるニューアイテムがポッと出で登場し、ストーリーの核となります。
そのため、本作はひぐらしの設定を借りた別ストーリーと見ていいと思います。

別ストーリーですが、下敷きとしてひぐらし本編のバッドエンド後であると設定されており、本編の展開を知っていないと面白さは激減します。
本編の出題編は最低限知っておく必要があると思います。
ただ、本編と密接に関わる展開では無いので、なんとなく概要で知っているレベルで読むのに支障はないです。
本編には出なかった家宝とやらが出てくるし、知らないキャラが重要人物として以前からいた体で登場するし、他のひぐらし作品とは異質な感じがしますね。
悪くは無いです。作画の雰囲気で気になった方は読んでみていいと思います。

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