ひぐらしのなく頃に解 目明し編

竜騎士07

3.49

2194

発刊:2007.01.27 〜

完結・全4巻

『ひぐらしのなく頃に解 目明し編(1)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 目明し編(2)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 目明し編(3)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 目明し編(4)』巻の書影
いかさまさん、他1人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.49

69件の評価

4.1

4巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に」解答編1作目、目明し編のコミカライズ。
出題編の2章・綿流し編の舞台裏で、園崎詩音の視点で語られています。
出題編までは全てコミック全2巻にまとめられていましたが、解答編からは巻数が増え、本作も全4巻となっています。

全寮制の学園を抜け出して、故郷に戻ってきた園崎詩音は、園崎家にその事が盛れるのを恐れて輿宮で園崎魅音を語り生活を続ける。
そんな折、魅音のクラスメートである北条悟史に出会い、少しづつ彼に惹かれてゆく。
そんな折、北条悟史と妹の沙都子をいじめていた彼らの叔母が殺される事件が起き、悟史は容疑者として警察に連れていかれそうになるが、とっさに詩音は、自分が魅音では無いこと、二人でいたアリバイがあるという嘘の証言をしてしまう。
園崎家に連れてこられた詩音は、園崎家当主・園崎お魎の前で、"けじめ"をつけさせられる。
この"けじめ"のシーンを初めとして拷問や殺人を実行するシーンが多く、寒村舞台にしたミステリーというよりは残虐性の高い展開が印象深いです。
復讐という名のもとに、部活メンバーや村の権力者が次々に殺されますが、過去の、"何が起きたかよく分からないまま殺されていく"という展開に比べると、解答編らしい分かりやすい内容だと思いました。
ただ、結局のところ詩音の考えたシナリオは正解ではなく、重要な部分は本作を持ってしても依然として闇の中となっています。

本作で描かれたのは、あくまでも綿流し編の舞台裏であり、惨劇の答えは次回以降の物語を読む必要があります。
ただ、綿流し編で起きていた不可解な事象の一部は解消されており、パズルのピースがハマるようなおもしろさがありました。
ラストはまだやっぱり後味が悪い感じです。
次作も引き続き読む予定。

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