働きマン

安野モヨコ

3.60

6119

発刊:2004.11.22 〜

既刊5巻

うにたべたいさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
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3.0
2.0
1.0
3.60

163件の評価

4.1

4巻まで読みました

週刊誌の編集部で戦い続ける女性編集者が主役のお仕事マンガ。
作者は安野モヨコ氏。
安野モヨコといえば、"ハッピーマニア"や"さくらん"、"美人画報"などから女性向け作家のイメージが強いですが、本作はモーニング連載です。
舞台となる週刊『JIDAI』編集部は『週刊現代』を取材して設定されたそうで、いわゆるゴシップ誌の様子です。
作品の特性上、仕事の具体的な内容やそれにまつわるトラブルが描かれますが、"雑誌編集部"それ自体を取り上げた作品ではなく、多忙な現場でプライベートも投げ出し粉骨砕身働く"働きマン"を描いた作品です。

男性だらけの編集部でバリバリ働く女性の社員という、"女性ゆえ"なところを前面に出したエピソードも多く、そのためどちらかというと女性向けの内容なのかなと思いました。
連載時は菅野美穂主演でドラマ化、ノイタミナ枠でアニメ化して、社会誌でも取り上げられるなど、結構話題作だったのですが、2008年より休載し、以降、続編が出ないままとなっています。
現在は労働現場もかなり変わっていると思われるので、続きは出ないだろうなーと思います。
ただ、1話完結型で伏線というものも特にないので、中途半端でぷっつり終わるという感じでもないです。
それゆえに、投げ出した感はあまり無く、続きがあれば読みたいけど、まあここで終わりなんだろうなという感じでした。

女性の労働環境向上を謳ったような内容ではなく、主人公も社会の一部であり、主人公も含めて色んな考え、ドラマを持った人がいて、彼ら全員が社会の一部を成している、という感じがしました。
涙腺に来るものもあり、考えさせられるものもあり、凄くおもしろかったです。
ただ、主人公の「仕事したなーって思って死にたい」というセリフだけは賛同できないですね。

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