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望月峯太郎
3.51
11935
発刊:1995.03.01 〜
完結・全10巻
20世紀最後に放たれた、恐怖の大巨編「世紀末サバイバル」!! 修学旅行帰りの新幹線は、突然のトンネル落盤事故によってすべての光を失った……!! 闇につつまれ、血みどろになった凄惨な“墓所”。生存者はテル、アコ、ノブオ、3名のみ。ほか全員、即死……。酸素も食料も出口すらも断たれた少年たちは、次第に壊れゆく「心」と闘いながら、動きはじめる。たったひとつの“希望”――「東京に、家族のもとに帰ること」を、生き延びるための支えとして……!!!!
271件の評価
アトキンソン
3.5
失速。
お芋
3.7
このレビューにはネタバレを含みます。
結局よく分からないまま終わったが途中までワクワクさせられたのは間違いない。ノリオの登場コマは衝撃的だった。
うにたべたい
修学旅行から帰る新幹線の乗車中に、突如発生した大災害によって車両ごとトンネル内に閉じ込められた高校生が、そこからの脱出を図るストーリーです。日常が突如崩壊し、出口を塞がれた漆黒のトンネル内での恐怖が描かれた作品となります。生存したのは主人公を含めたったの3名で、それ以外はクラスメイトも嫌な教師も、他の乗客も乗員も皆死体に変わっているという凄まじい状況です。水も食料も限られた暗闇の空間で、外に出ることも叶わず、精神が蝕まれていく様が描かれます。その後、トンネルからの脱出には成功するのですが、地上は暗雲立ち込める死の世界に変わっています。そして、何が起きてどうなってしまったのかを確かめる展開となります。いわゆる、終末もののようなストーリーです。生き物は死に絶え、自分たち以外の生存者がいるかどうかも険しい世界が舞台です。そこで、普通の高校生だった主人公の「青木輝」は、偶然生き残った同級生の「瀬戸憧子」と、繰り返し襲いくる自然災害から命を守りながら行動を続けます。1994年連載開始の、今となっては古い作品ですが、テンポは良く、先の気になる展開です。死体描写は多々ありますが、死体はあって当然の世界観のため、気にならないレベルです。地面は沈み、陽の光は届かず、竜巻や大火災、大地震が絶えず発生しているため、まさに死と隣り合わせという緊迫感が伝わってくる作品だと思います。ラスト直前まではとても良かったです。人が自然の前にちっぽけな存在であると思い知らされ、恐怖というよりも畏怖感が伝わってきます。ストーリーが進む度に、為す術もない絶望感が感じられました。ただ、ラストが酷いです。終盤に謎をばらまき、"わけがわからない"としか言いようがない終わり方になっています。終わり方さえちゃんとすれば、文句なしの名作になっていたと思うのですが、そこだけとても残念です。
んやさん
chibicco
んなななな
【まとめ】壮絶なネタバレ!ハッピーエンドで終わらないマンガ
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