マンガ好きが選ぶ読書記録サービス
ねむようこ
3.56
3215
発刊:2015.03.07 〜
完結・全5巻
漢方娘と薬草園男子の恋。 『午前3時の無法地帯』のねむようこ最新作! すこしフシギな町が舞台の、かわいい恋の物語。 2ヵ月前に地元に戻ってきた25歳の三久は、祖父の漢方薬局「薬屋久兵衛」を継ぐために修行中! 店を訪れるお客さんの体と心のお悩みに、時に漢方で、時にはおしゃべりで、祖父と共に応える毎日。 その一方で、初恋を忘れられずにいる三久だったが、植物好きの超人見知り青年・カナエに出会って彼のことが少しずつ気になり始め――? 本格漢方×大人の純情ラブ、開幕!
46件の評価
おおがらす
3.3
お祖父ちゃんの漢方店を継ぐため、生まれた街に帰ってきた主人公。彼女はずっと、この街に住んでいるといわれる魔女に会いたがっていて…。漢方の力を「魔女の魔法」と称するイメージがとても素敵!!魔女の魔法で植物の力を借りて、ひとを健康にするのが漢方。傷ついたひとも、魔法と漢方の力で癒されてゆく。主人公のラブストーリーも可愛い。
tdo12
3.7
お祖父ちゃんの漢方屋を継ぐために故郷へ戻ってきた孫娘が、奥手な大学生とすったもんだ恋を重ねていく物語。ねむさんっぽい作品で、漢方屋という設定も見事。キャラもきなか立ってていい作品です。午前〜ほどハマらなかったけど読んで心地よいです。
せーふぁ
4.0
漢方薬局の跡取り娘が主人公の恋愛物語。舞台となる街が不思議です。現実にはちょっとあり得ない、燕尾服を着て屋台を引いて売り歩く佐田くんを筆頭に、癖の強すぎる幼馴染たち。街の雰囲気もノスタルジックで、おとぎ話の世界みたい。全5巻とあって、ゆっくりと物語は進みます。それこそ街の雰囲気とマッチしていて、もう少し浸っていたかったと思うくらい。そういえば作者さんは薬膳料理教室に通ってナマの取材をしてらしたようで、出てくる薬膳スイーツや食材がおいしそう。物語の性質上漢方についても学べますし、一石二鳥。また、本作に出てくるキャラクターはみんなそれぞれしっかり掘り下げてあってとても魅力的です。元カレのエピソードとかほっこりします。作中で印象的だった台詞は、やっぱりおばあちゃんの「人間に与えられた運命なんてね いずれ死ぬってことくらいなのよ 私は◯◯と死にたいって思っただけよ」ですね。かっこいい。あ、『午前3時』シリーズのように起伏のある展開を期待するとがっかりするかもなのでそこは注意。蛇足ですが、同作者の『トラップホール』のバーのマスターがゲストで登場します。これもまたニヤリとしました。
lrvgfpcjwbxjlq
ダ・ヴィンチ特集「植物と本」にねむようこと波津彬子、自身と植物について語る
漫画を探す
話題のニュース