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芦奈野ひとし
3.95
2801
新刊通知
完結・全14巻
42件の評価
ぽんぽん
4.8
あまりにも甘美な、終末と日常。あまりにもユートピアすぎてどうかと思うが、否定出来ない感動がある。過ぎて行く。知らない、無くなっていく景色。細々と、終わりに向かっていく日常。ゆるやかに瓦解し、消えて行く。切なく安らかに。とろりと微睡み。ゆったりと静かに。私はここで、待っている。
ふかえり
5.0
ゆるやかに滅びゆく世界で、のんびりコーヒーを飲む。幻想と郷愁の融和がとても素敵。大好きな作品。
うにたべたい
改めて読み返してみましたが、すごい話だと思います。もう、随分前に連載終了しているのに、全く色褪せないばかりか、懐かしいのに新鮮な気持ちにさせてくれるような。作中の詞で言うところの、“お祭りのようだった世の中”が落ち着いて、“後に夕凪の時代と呼ばれる”未来の日本が舞台。作中の状況についてはっきりと明言されてはいないのですが、どうやら都市は水没し、文明は衰退、人類は滅びに向かっている様子です。そんな中、カフェ・アルファを営みながら、オーナーの帰りを何年も待ち続けているロボット、アルファさんと、周囲の人々の話。地球を周回する謎の巨大飛行機、異様に育った果物、ロボットたちの出生の謎、人の形をしたきのこのような物体など、作中今の状況を読み解くようなTipsは登場するのですが、謎は解き明かされることなく、連載は最終回を迎えました。そんなわけで、ストーリーはあっても断片的なため、アルファさんのてろてろとした日常をぼんやりと描いたものになっています。文章が少ない、というか話によっては「んー」とか虫の声だけとか、そういう回もあります。確かに、世界は破滅に向かっている雰囲気があるのに、悲壮感は感じられず、穏やかな時の流れを感じさせる作品です。ただ一方で、作中には時間の経過があり、海はどんどん迫り上がって、子供が大人になって親になるのですが、アルファさんたちロボットは老いずに、カフェ・アルファで変わらぬ日々を過ごしてゆく。人類が終焉を迎え、彼女たちの可動が止まるその日まで。月琴という楽器が出てくるのですが、本作の雰囲気にもあって素敵です。欲しいなー。
███████
3.4
OVAで知りました。夕凪の時代。穏やかな時間の流れと少し物騒な世界観。ゆったりヒリつく感じが最高です。夕凪の時代生きたいなあ
シン
4.6
BLAMEとは真逆の魅力を持つとても静かで落ち着いた近未来可愛いアンドロイド達と人間の日常物語
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