2011年11月30日発売
5巻
愛する妻が亡くなって以来、丸3年間引きこもり中の山下吾郎(38歳)。娘ですら手をやくそんなダメパパ・吾郎のもとに突如現れた不審な中年男。……その正体は、おっさんの姿になって生まれ変わってきた(!)妻・多恵子だった。すね毛は生えてるし、加齢臭はするし、ハゲ散らかしてるし…そしてエプロン姿よりも、ねずみ色の背広姿が妙に似合う。――そんな妻、ぜったい嫌!なはずなのに、やっぱり最愛のひとは、最愛のひと。「妻」を名乗るそのハゲ散らかしたおっさんを、多恵子として生前と変わらず全力で愛し始めてしまう吾郎なのです。5集では、娘・トモが次第に“おっさん多恵子”を母と信じて歩みよるようになったり、多恵子が中学校の同窓会に参加できるよう吾郎が必死の画策をしたり…。ふたり流の愛の育み方は、微笑ましさも暴走具合も右肩上がり。世界一しあわせで、世界一むずかしい恋――今日も絶賛進行中です!