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浦沢直樹
3.64
8002
発刊:2007.05.30 〜
完結・全2巻
ほとんどの都民が万博会場に集まった音楽祭の日。爆発した空飛ぶ円盤のひとつが、ケンヂやマルオたちの上空から落下してきた! ケンヂらは難を逃れたが、サダキヨが爆風を受けて重傷を負い、さらには“ともだち"自身も瓦礫の中から見つけだされる。もはや助かる見込みのない“ともだち"から、ケンヂがゆっくりとマスクをはぎ取ると…?
330件の評価
こーのしん
4.1
フフフ…トモダチ…トモダチ…
うにたべたい
4.3
20世紀少年の完結編。人類滅亡のために作られた"ともだち"のUFOが落ち、"ともだち"の企みを破ったケンヂたちが、"ともだち"の正体と過去の精算に動く内容です。一応、ラストで"ともだち"の正体が明かされ、その動機についても、対読者に向けてはオープンとなります。そのきっかけは、世界を混乱に陥れ、大勢の死傷者を出すに至ったにしては些細なできごとでした。ただ、20世紀少年も含めストーリーは複雑なので、それまでの内容を理解していないと、最後まで読んでも意味が分からなかった、となる可能性があります。また、超技術や巨大ロボット、巨大な宗教団体、政治団体を立ち上げるだけの資金や科学力の出処は不明のままで終わります。"ともだち"の正体やその動機についてはわかりましたが、いまいちスッキリしない部分もある終わり方と思います。"ともだち"の覆面の下の顔があるキャラとそっくりだったところなども、結局、明かされないまま終わった気がします。普通に読んでも解説がほしい中で未回収の伏線も混在しており、その意味でも複雑な作品でした。とはいえ、絶望的と言って良い状況から"ともだち"騒動を収束させていて、ケンヂたちの嫌疑やカンナの母の件も含め、大団円で終わっています。カタルシスのようなものは無いですが、構成がかなりしっかりしている良作でした。読むのに結構骨が折れる作品ですが、話題にもあった有名作ということもあり、興味があれば読んでみていいと思います。
トムソンタキマ
3.7
完結編。終わり方としては悪くないと思う。
んやさん
YUSUKE
ぼす
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