湘南純愛組!

藤沢とおる

3.54

4020

完結・全31巻

『湘南純愛組!(1)』巻の書影
『湘南純愛組!(2)』巻の書影
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『湘南純愛組!(30)』巻の書影
『湘南純愛組!(31)』巻の書影
うにたべたいさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.54

93件の評価

3.9

31巻まで読みました

不良だらけの巣窟極東高校を締めていた二人組の不良、鬼塚英吉と弾間龍二の鬼爆コンビがいた。
素行不良により退学となり、伝説のみを残す形になった二人だったが、それは面倒なしがらみをリセットするための偽装工作だった。
そうして、今更流行らないヤンキー少年の殻を脱ぎ捨て、童貞喪失のためリゾートバイトを始めことにした鬼爆コンビを主人公にした不良漫画です。

序盤はギャグ展開が多く、タイトルの通り、恋愛、というよりも童貞を捨てたくて奮闘するコンビのドタバタを描いたものになっています。
ですが、割とすぐに不良漫画にシフト、停学明けの鎌倉の狂犬やハコ帰りの不良、ゾクやヤクザを相手にしたケンカが始まります。
本作の主人公の一人、鬼塚英吉は同作者の"GTO"の主人公と同一人物であり、実質的な続編です。
ただ、一応、教育現場を舞台にしている"GTO"と違って、本作の主人公は不良少年たちであり、内容は大きく違います。
拉致、集団強姦、放火、公道でのバイクや車のレースと、それによる死亡事故が平然と登場しており、洒落にならなさはこちらの方が上だと思います。
GTOの読みやすく軽いギャグよりのイメージで読むと内容の重さに驚くと思うので注意が必要ですね。
強姦の過去があるキャラがヒロインとして複数登場しており、また、その実行犯で鬼爆コンビに締められた不良も後に悪友のようなポジションで登場するので驚きました。

中盤シリアス展開も多いです。
読みにくいというほどでも無いのですが、キャラクターも増えてゆき、結構読むのに体力がいるシーンもあります。
ストーリー上の縦軸も特になく、キャラクターの過去の因縁やあるいは目立つ存在である鬼爆に上等くれるヤンキーを相手取る展開で、多少ダラダラ感を感じました。
ただ、後半になってくるとギャグ展開も多くなり、GTOに近いライトな感じになっていきます。
GTO、特にSHONAN 14DAYSで登場するキャラが本作より登場になっているため、GTO以降の作品を読む場合、本作を事前に読んでおくのがおすすめですね。
弾間龍二はもちろん、塚井強や冴島俊行、藤崎志乃美らとの青春の日々が描かれます。

ラストは湘南一帯を実質上、締めてしまうのですが、過去のキャラ総動員した最終決戦が直前まで描かれます。
周囲の盛り上がりと一方で鬼爆コンビ、特に鬼塚英吉は童貞を捨てたいという一念からぶれていなくて、何もかもを捨て去るラストはすごく良かった。
そうして伝説を作り、新たな場所で新たな伝説ができてしまうことがイメージできる良ラストでした。
私はGTOから先に入ったのですが、このラストかGTOにつながっていくことがすごく納得できる終わり方です。

全31巻とやや長く、そこそこ古い、内容も時代を感じるところがある作品ですが、今読んでも楽しめる良作です。

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