探偵学園Q

さとうふみや

3.32

3377

発刊:2001.09.17 〜

完結・全22巻

『探偵学園Q(1)』巻の書影
『探偵学園Q(2)』巻の書影
『探偵学園Q(3)』巻の書影
『探偵学園Q(4)』巻の書影
『探偵学園Q(5)』巻の書影
『探偵学園Q(6)』巻の書影
『探偵学園Q(7)』巻の書影
『探偵学園Q(8)』巻の書影
『探偵学園Q(9)』巻の書影
『探偵学園Q(10)』巻の書影
『探偵学園Q(11)』巻の書影
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『探偵学園Q(13)』巻の書影
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『探偵学園Q(15)』巻の書影
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『探偵学園Q(19)』巻の書影
『探偵学園Q(20)』巻の書影
『探偵学園Q(21)』巻の書影
『探偵学園Q(22)』巻の書影
すしこさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.32

99件の評価

3.4

22巻まで読みました

"金田一少年の事件簿"で有名なさとうふみや・天樹征丸コンビの作品。
金田一少年の事件簿の連載終了後に週刊少年マガジンで連載されました。

金田一少年の事件簿同じく推理者ですが、大きな違いとして、本作は殺人事件の発生とその解決がメインではないです。
金田一少年の事件簿では、数話続けてある連続殺人事件の発生とその解決が描かれますが、本作はタイトルの通り"探偵学園"という、探偵業を教える架空の学校で成長していく主人公たちの姿に焦点があたっています。
基本的には「キュウ」という名前の少年が中心ですが、Qクラスに選抜された5人、メグ、リュウ、カズマ、キンタもまた主人公であるといえます。
探偵マンガですが、学園モノのような側面もある作品ですね。

深い観察力、推理力を持ち、幼い頃から探偵を志している「キュウ」は、夢を叶えるために伝説の名探偵「団守彦」の設立した探偵養成学校(D.D.S.)に入学します。
そこでの試験を実施するために霧咲島へ訪れた選抜メンバーだったが、「メグ」と共に"国立能力開発研究所"からきた受験生の一人「三郎丸 豊」が、惨殺死体となって発見されることでストーリーが始まります。
その後、「キュウ」を始めとする5人は謎を解き明かし、Qクラスに所属、様々な不可解な事件を解き明かす展開となります。
また、ストーリーが進むにすれて、殺したい人がいる人物に近づき殺人計画を授けて報酬を得る集団"冥王星"の存在が明らかになります。
裏で手を引いている冥王星の正体を追う内に、キュウの父やリュウの秘密、天才芸術家・九頭龍匠の創作物の謎とD.D.S.の関係などが明らかになってゆくストーリーです。

金田一に比較すると、話がひとつづきでライトには読めないところがあります。
4クールでアニメ化しドラマも好評でしたが、編集部の決定によって金田一少年の事件簿の続編連載をすることとなり、打ち切りに近い形で終了しました。
そのため、ラストは駆け足で伏線回収が行われているのが残念でした。
ただ、過去の因縁や隠匿された事実が少しずつ解き明かされる展開は読み応えがあっておもしろかった。
良作ですが、単行本全22巻とそこそこ長く、全話読まないとすべての謎が完結しないので注意が必要ですね。

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