インベスターZ

三田紀房

3.61

9527

発刊:2013.09.20 〜

完結・全21巻

『インベスターZ(1)』巻の書影
『インベスターZ(2)』巻の書影
『インベスターZ(3)』巻の書影
『インベスターZ(4)』巻の書影
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この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.61

217件の評価

4.6

21巻まで読みました

"マネーの拳"や"エンゼルバンク"など、ビジネス系マンガを多数描いている三田紀房氏の作品。
ずばり『投資』がテーマで、会社の選び方、運用の仕方など、投資のノウハウが学べる内容です。
また、そもそもお金とは何か?貯蓄を貯めるにはどうすればよいか?戦前は実は盛んだった投資が、現在、垣根を感じる原因はどこにあるのか?など、投資以外にもお金に関する知識が詰まった一作となってます。

舞台は北海道にある中高一貫校「道塾学園」です。
ここは藤田金七という豪商が創立した学校で、貧困層へも広く教育を施すために授業料がかからないです。
そこにトップの成績で入学した「財前孝史」が主人公。
野球部に入ることを考えていた彼は、ある日、先輩に導かれ、図書室の奥にある謎の一室に連れてこられる。
そこには数名の生徒が麻雀に興じており、彼らは、学園創立時から存在する"投資部"であると明かします。

代々トップの成績者を迎え入れる伝統になっている投資部に参加することになった財前が、初めての投資を学び、資産を手堅く運用する内容となります。
投資部は中学1年生から高校3年生の6人で構成されており、彼らが学園の資産3000億円を運用して得た利回りによって、学園のすべての経費が賄われています。
投資部に入るなり何億という運用資金を任され、素人知識で運用を始めるというとんでもない舞台設定ですが、投資のシーンはリアリティにあふれています。
恐ろしいロスカットについてもちゃんと説明があり、マンガ的な展開で理由なく運否天賦からトントン拍子に大儲けするような展開になっていないところはちゃんとしていると思いました。
金取引やFX、不動産投資までやっている上、チャートの見方、四季報の歴史、凄さについても触れられていて、投資に興味のない人にも面白く読める作品です。
"ドラゴン桜"もですが、絵柄のクセが強く、エロい系の女の子も登場しないのに、興味ない分野でも楽しく読めるのが普通にすごいですね。

投資のノウハウをレクチャーするビジネス書籍ではなく、ちゃんとストーリーもあります。
戦後、藤田金七が道塾を設立時に財前の曽祖父「財前龍五郎」が関わっていたことを知り、ベンチャー企業との会合の中で金七の玄孫「藤田慎司」と知り合います。
そこから投資部の資産、道塾の経営資金に手をかけた投資バトルが始まり、後半はこのバトルが中心となります。
最後は完全にバラエティ番組のノリになってましたが、個人的にはそこも含めて楽しめました。

またベンチャー企業の例として、実在の企業名が登場します。
堀江貴文氏や、ユーグレナの創業者・出雲充氏、DMMの創業者・亀山敬司氏などなど、実名で登場し、財前と共に未来に投資していく様が描かれます。
そのあたりは正直なところ賛否ありそうですが、ライブで活動を行っている人物の考えを読める実用的な書物であると思いました。
マンガ、というよりも投資のバイブルとして、おすすめの作品です。

3.5

3巻まで読みました

【漫画から生活に役立知識を手に入れるプロジェクト】
嶋村吉洋です。
今回はいつもの【王道漫画を読み尽くすプロジェクト】とは趣向をかえて選んでみました!
大好きな漫画から実生活に役立つことが学べるならそれに越したことない!

将来的に1番気になるお金の話、つまり「投資」について学びたい!
といろんな方にヒアリングした結果、『インベスターZ』をおすすめしてくださいました♪
『インベスターZ』からは投資で絶対に必要な「考え方」と「姿勢」のすべて学べると!

『インベスターZ』は、『ドラゴン桜』で日本の受験界に革命を起こした三田紀房先生が描く投資漫画。
ドラゴン桜と同じにように、学園モノですが、受験勉強という王道ストーリーではなく、【投資部】という画期的な部活動が舞台になっているのがポイントです。
この投資部は、投資家を目指す人にもいますが、株やFXなどの投資活動によって学校の運営資金を調達するというのが目的なのも面白い発想でした。

ちなみに、作者の三田紀房先生の経歴を調べると、
本来の得意分野は野球漫画で最初のヒット作も高校野球の監督を描いた『クロカン』のようです。

そんな本来は野球漫画が得意な三田紀房先生には、
超人気野球映画の【ドカベン】を描いた水島新司先生との対談が実現するならば、是非とも行ってみたい。

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