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ハレ婚。(12)のあらすじストーリー紹介

「ずっと…好きでいます。」日本で唯一「一夫多妻(通称:ハレ婚)」が許された町に住む女子高生・うららの初めての恋は、誰にも言えない恋だった。その相手は担任の先生。しかも妻子持ち。一方、父親からは農家の跡取りを貰うようにお見合いを迫られていた。誰にも言えない恋心と家の事情の間で揺れるうらら。先生との進路相談の後、伊達家の後押しもあり、夜、先生と2人きりに…。そして、うららに“少女”を卒業する時が来る!

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ハレ婚。のクチコミ

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288件の評価

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20巻まで読みました

少子高齢化や過疎化の解消を目的として日本で唯一一夫多妻制が認められているという設定の架空の自治体が舞台の作品。
一人の男性が複数の女性を妻にすることができるという、非モテには地獄のような設定です。
ただ、主人公はイケメンで金持ち、妻は全員美人で、ハレ婚が行われるところからスタートするので、1人とも結婚できる気がしない大勢の男子には関係の無いファンタジーな世界として読めると思います。

主人公は「前園小春」という、男運の非常に悪い女性です。
付き合っていた彼氏が既婚者だと知った彼女は、傷心のまま実家へ戻るのですが、父が病で倒れ、実家で経営していた喫茶店には多額の借金があったことがわかります。
そんな折、彼女の前に「伊達龍之介」という男が現れ、借金を肩代わりするために結婚して欲しいと小春にプロポーズを行います。
ですが、龍之介は既に2人の奥さんを持っていて、小春を第3夫人に迎えるという話でした。
店を守るため龍之介と結婚した小春は、龍之介と自分以外の2人奥さん、4人での生活を始めるという内容です。

青年誌の週刊ヤングマガジンで連載しており、濡れ場はしっかりと描写があります。
シチュエーションからして全編R18な展開になりそうなものですが、ハーレムなのはタイトルだけで所謂ハーレムプレイは一切無いです。
確かに3人の奥さんを持っており、龍之介は全員を愛するのですが、男女関係に関する考え方は誠実と言えます。
ハーレムというとどうしてもふしだらなイメージを持ってしまいますが、龍之介が他の女性に気が行く場合というのは浮気ではなく本気で、妻に隠れて付き合うではなく、新しく妻として籍を入れることを含め考えていることを意味します。
また、当然ながら妻全員と関係を持つのですが、同時に愛したいということを言い出すシーンはなく、基本的にS男ですが、相手の気持ちを考えないところは無いように思いました。

内容は、それぞれの妻がなぜ妻として迎えられることになったのかについての話が主となっています。
第一夫人の「柚子」、第二夫人の「まどか」それぞれに深い事情があり、引きずられ続けている過去を精算するドラマが展開されます。
特徴的なところとして、女性側は三人とも龍之介と出会う前に別の男性とのいざこざがあり、龍之介は自分に本来関係の無い女性たちの苦労を背負い込んでしまっている状態です。
ハレ婚なんていう一見して世の男性からうらやまれるようなことをしていますが、読み進めてみると龍之介がどんどん不憫に感じます。
異世界転生すると当然のようにできてるハーレムとは一線を画しており、男性よりも女性向けなハーレムマンガだと思いました。

ラストはなんだかんだいろいろあった末での終着となっていて、とてもスッキリしました。
展開もわかりやすく絵もとてもキレイで読みやすい良作です。

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