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タアモ
3.31
2192
発刊:2016.04.13 〜
完結・全5巻
かわいい双子の妹と比較され「じゃない方」扱いを受けてきた柳瀬真昼。だから「いいことがあっても悪いことが起こる」と人生に期待せずに生きてきた。でも高校入学早々、謎のイケメン里見蒼が急接近! しかも告白!?「だめだ、こんないいことばかりじゃ地球が滅ぶ」――累計170万部以上の『たいようのいえ』タアモ最新作は王道初恋ストーリー!恋に踏み出せないネガ少女と×押せ押せイケメンの追いつ追われつラブ開幕です
36件の評価
POCALI
3.8
手紙って、なんでこんなにグッとくるんでしょう…父ちゃん気ぃ早ぇよって思いながらグッと来ました。終始淡々としてますが、なんか個人的にはそこが逆にくどくなくて良かったです、ちょうど良い温度感。
chizuru
3.5
心理描写が繊細で良かった。
うにたべたい
4.6
タイトルは壮大なストーリーを感じさせますが、内容は普通の高校生カップルが主役の王道的な少女マンガです。主人公の「柳瀬真昼」は、これまでの人生でイヤなことがありすぎて、良いことがあってもその反動で悪いことが起こると考えてしまうため素直に喜べず、逆に人に冷たくされるとよろこんでしまう、ちょっと変な女の子です。彼女は小さい頃から美人でモテる双子の妹と比較され、コンプレックスが拗れているのですが、高校入学早々に同級生のイケメン「里見蒼」が接近してきて、その挙げ句、告白されてしまう。そんなありえないほどに素敵な出来事があるなんて地球が滅んでしまうと思った真昼は、蒼から逃げ出してしまう。もちろん真昼自身にそんな能力はなく、本作はSFではないのでそれはただの思いこみなのですが、そんな自分の不運には自信がある真昼のトラウマを優しく解いていくような内容となっています。絵はすごく可愛いです。絵だけではなく、ネガティブ思想に侵された思い込みで良い出来事を危険だと思ってしまう真昼のキャラクターもとても可愛かったです。また、少女マンガは心理描写や話の移り変わりを表現するためにコマ割りの順番が凝っていたり、1ページがキラキラしていて読みにくいことがあるのですが、本作はとても読みやすいと思いました。ストーリー構成もしっかりしていて、次々と外部からトラブルが巻き起こるのを解決するような展開ではなく、ストーリーが進むにつれてもともとあった二人のあれこれが判明し乗り越えてゆくため、無駄な展開を感じず、最後まで中弛みなく読み切ることができました。キャラクターは(主に主人公が)可愛いし、テンポが良いので、普段マンガを読まない方にもおすすめです。通常この手の高校生の恋愛マンガって、主人公の恋愛がうまくいった後もサブキャラクターのストーリーが始まったり、学校行事で引き伸ばしてズルズル続くようなものなのですが、本作はわだかまりがなくなり、語るべきことがなくなればスパッと終わります。この題材で全5巻で完結するのは珍しいような気がしますが、短いので読みやすく、そういった点でも良かったと思います。とても頑張って、みんな仲良くなって、めでたしめでたしで終わるストーリーでした。ただ、もう少しこの二人を見ていたかったなーと思いました。
秋人@趣味垢
超ネガティブ女子(でも可愛い)を、なぜイケメンが押すのか?
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