東京タラレバ娘

東村アキコ

3.60

14497

発刊:2014.09.12 〜

完結・全9巻

MISAKI OKUMURAさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.60

382件の評価

3.6

9巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

あの時こうだっ"たら"、こうして"れば"と赤ちょうちんで女子会を繰り返すアラサー毒女3人娘。主人公はその中のひとりで、彼女はたらればの言い過ぎで、ツマミのタラの白子とレバーがダメ出しをする悪夢を見る。
そんなある日、かつて振った男に見向きもされなくなったショックで、ショック故の女子会を楽しくしていると、店に入ってきた美青年にタラレバ女と言い放たれてしまう、という話。

たられば女の起死回生の物語と思いきや、結局、最後まで何も変わらずに終わった感があります。
こうしていたから、結果、こうなった、これが私、と結局ダメな自分を肯定して開き直っただけで、前向きにダメになったというか、物語として完結していないような気がします。3人の毒女ライフに終止符が打たれたわけでもないし。
同じ境遇の女性が読むであろう作品でこの終わり方はどうかと思いつつも、センシティブな題材なだけに下手に否定せず、Let it beと心地よい言葉を投げるのもまぁありなのかなとも思いました。

ただ、東村アキコらしく勢いがあって、マンガとしては面白かったです。フフってなります。
徐々に失速しますが、ダラダラ歩かずになんとか完走してくれました。
アラサー女子に勧めたくないですが、読むと面白いと思います。アラサー女子以外には、その、面白いのですが多分複雑な気持ちになるかと。

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