劇場版Steins;Gate シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ

九我山レキ

3.07

477

発刊:2013.04.25 〜

完結・全2巻

『劇場版Steins;Gate シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ(1)』巻の書影
『劇場版Steins;Gate シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ(2)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.07

3件の評価

3.9

2巻まで読みました

シュタインズ・ゲート劇場版のコミカライズ。
シュタインズ・ゲートは元々ゲームですが、そのアニメが好評だったため、原作陣の監修の元、完全オリジナルストーリーとして作られた劇場版アニメがあり、本作はそのコミカライズですね。

シュタインズ・ゲート本編のトゥルーエンド後、まゆりも紅莉栖も死ななかった世界線での、その続きとなります。
アメリカに戻った紅莉栖は、1年ぶりに秋葉原に戻ってくる。
久しぶりに岡部倫太郎やラボメンとあった紅莉栖だが、岡部は過去繰り返したタイムリープの記憶により、頭痛と、イメージのフラッシュバックに悩まされていた。
そして、紅莉栖と岡部の会話中、岡部は唐突にその存在を消してしまう。
"岡部"という存在を今の世界線に取り戻すべく、紅莉栖は岡部の観測を画策する。
主役は牧瀬紅莉栖で、岡部は基本的に消失された状態となります。
"岡部"を今、この世界線に結びつけるために、紅莉栖が1人奮闘する展開で、いつものラボメンも登場しますが端役程度で、ストーリーにはそれほど深く関わらないです。

全2巻で、ゲームのコミカライズとは違い、決まったストーリーをなぞっているため、物語の分岐や未回収のまま切り捨てられる伏線はないと思います。
原作は未視聴ですが、忠実な内容だったんじゃないかと思います。
ただ、前作でも感じた、"端折った感じ"があり、キャラクターの焦りや事件のインパクト等が薄いと感じました。
世界的な巨大企業が秘密裏に行っている実験を見てしまったという前作のような、日常が非日常に裏返ってしまうような感じも受けず、元のターゲットがライトに楽しみたい層が比較的多いアニメファンである故か、SF的な練り込み、衒学趣味的な部分が浅い気がしました。
それよりもストーリーの見せ場に重きを置いている感じがして、逆に言えば、深く考えず楽しみたい方にはいいのかもしれないです。
面白かったですが、動いている方が楽しめる感じを受けました。アニメの方も機会を見て視聴したいと思います。

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