失踪日記

興味深い。

漫画家吾妻ひでおの壮絶な実話。
締め切りに追われて逃げるようにホームレスと化した著者は、逞しくも自然の中に馴染み、何だか変な方向へと向かっていく事になる。
よくよく考えればえげつなく笑えない内容だけど、そこはそこ流石のプロ技術。ギャグ調で軽妙に描かれていて、暗い気持ちになることなく楽しく読める。
実話だからリアリティもあり、プロの技術で漫画としても面白い。
芸術家ってやっぱ変人が多いんだなぁ。

可愛い絵柄でやばいことがサラッと描かれています(笑)

基本的には自叙伝といった感じですが、話に起伏があまりなく、全編通して淡々と話が続いてくので、1冊読むのに時間がかかりました。